2013-01-01から1年間の記事一覧

松任谷正隆のラジカントロプス2.0(ラジオ日本)「夜の旅人」全曲

歴史にif(もし)はないと言う。 1977年に発売された松任谷正隆さんの最初で最後のソロアルバム「夜の旅人」(LP、CD化もされました)を聞く度に、このifを思うのだ しかも、全作詞は松任谷由実さん。 『偉大なる日本のシンガーソングライターの成功が同…

巨人ファンオタクのカオポイントのラジカントロプス2.0(ラジオ日

3/18日 深夜25時〜26時 巨人応援団公認の巨人ファンオタクのカオポイントのラジカントロプス2.0(ラジオ日本)で愛すべき巨人の熱狂的ファンの実態!爆笑ベスト10発表!応援団長はスカウト?応援団は紙パック?ファン同士が友達になる方法とは? 聞…

人はどうあがいても老いる 木下晋展

「人はどうあがいても老いる」 美術家木下晋の絵の魅力はこの当たり前のことに決して目を背けたり、瞑ったりしないことだ。 だから、人は皆、一様に、平等に悲しい 東銀座の永井画廊の木下晋の展示会で木下晋原画、作山中恒の「ハルばあちゃんの手」を見て特…

『桐島、部活やめるってよ』遅まきながらDVDで見た

『桐島、部活やめるってよ』遅まきながらDVDで見た。これというストーリーはない。しかし、一人一人の台詞が粒だって一々、笑えるし、グッと来る。 かつて見た事がない類型のない台本を書ける吉田大八監督と脚本家喜安浩平氏の勇気と才能。 おそらく、この映…

Jimmy Webbさんからいただいたサイン

僕は60年代後半、アメリカのロックで傾倒したのはバッファロースピリングフィールドとか、CSNYとかグレートフルデッドとかのカントリーロックではなく、同じカントリー系でもポップカントリーというジャンルのグレンキャンベルだった。学園祭でも確かグレン…

木下晋のラジカントロプス2.0

白州正子さん、大島渚監督の度々のオファーを断り、黒色の鉛筆だけで市井の人を描く美術家。 昨年、6月平塚市美術館で観賞し、衝撃を僕は受けました。最後の瞽女105歳で亡くなった小林ハルさん、ハンセン病元患者詩人の桜井哲夫さん、谷崎潤一郎『痴人の…

浅草キッドのコント吉原プロレスを見た1985年

昨日、高田笑学校で浅草キッドのコント吉原プロレスを1985年の渋谷ラママ新人コント大会のキッド初登場以来見た このコントをすでに見ていた経験のある方は植竹さん以外、誰もいない。高田先生も見たことがない。それは本番を終えた水道橋博士が僕に語ったも…

テレビはずっとおもしろかった 今もおもしろい

「NHK×日テレ60番勝負」は気持ちのいい番組だった。こういう番組って関係している2社の自画自賛番組になりがちだが、田中康夫さん的にいうといたく、真っ当な番組。自分もテレビの当事者だがテレビはずっとおもしろかったし、今もおもしろい。一視聴者とし…

水道橋博士の「藝人春秋」文学賞メッタ斬り?

僕にとって「世界で一番受けたい授業!」?の作家関川 夏央さんの授業講習を受けたのは2007年9月だった。その月、4週連続の土曜日2時間近い授業を横浜の図書館で運良く聴講できた。テーマは時代小説。平均年齢65歳くらいの熱心な受講者がいらしてい…

立川志の輔師匠と作った小咄108つの番組

立川志の輔師匠のお正月パルコの落語会に桂竹丸師匠と行って来た。 桂竹丸師匠とは彼が駒大落語研究会からの付き合いで、当時、僕は法政落語研究会。立川志の輔師匠は明大落語研究会で僕と同じ歳。 後年、明治の落語研究会の三宅裕司さんとは、アミューズの…

村井邦彦 公開未公開音源イージー・リスニング編

Jackie Gleasonを代表する50年代にアメリカで流行ったイージー・リスニングについて 僕がコメントしたところ、作曲家プロデューサーの村井邦彦先生が呼応してくださった。 村井邦彦さんの音楽を聞けば、わかることだが、先生のあのメロディのロマンチック…

芥川賞直木賞候補も聞いている文学賞メッタ斬り(ラジオ日本)

1月16日148回芥川賞直木賞表まで後もう二日後に迫った! お待たせしました! おなじみ大森望&豊崎由美のラジカントロプス2.0SP(ラジオ日本)文学賞メッタ斬りSP予想編(ラジオ日本)司会植竹公和 収録場所は「麻布台の新喜楽」と勝手に言っている…

桂春蝶独演会 三代目&二代目のUnforgettable

2013年1月12日北鎌倉お坊さんアカデミー「桂春蝶独演会」。春で蝶であるから、折り紙の蝶で独演会を飾ろうと思い、金井さんにお願いして、蝶をおってもらった。また、蝶が季語の高浜虚子の好きな僕の句「 蝶々のもの食ふ音の静かさよ 」もご住職に書い…

文学賞メッタ斬りSPで司会の僕にプチ・ハプニング!

本日、2013年1月14日(月)25時放送の大森望&豊崎由美のラジカントロプス2.0(ラジオ日本)文学賞メッタ斬り予想編の収録終了。今回の直木賞候補のひとつ志川 節子さんの作品「春はそこまで 風待ち小路の人々」の収録中だった。収録中、大森望さ…

北鎌倉が舞台の小説「ビブリア古書堂の事件手帳」

小説の舞台が僕が昨年から仕事をさせていただいている円覚寺のある北鎌倉ということもあって、三上延さんの を読み出した。 実際には北鎌倉には古書店は存在しない。表紙が携帯小説風な漫画なのでなめていたのが間違い。この作家さんの文章に引き込まれ第一…