北鎌倉が舞台の小説「ビブリア古書堂の事件手帳」

 小説の舞台が僕が昨年から仕事をさせていただいている円覚寺のある北鎌倉ということもあって、三上延さんの

を読み出した。
 実際には北鎌倉には古書店は存在しない。表紙が携帯小説風な漫画なのでなめていたのが間違い。この作家さんの文章に引き込まれ第一話「夏目漱石 漱石全集新書版」87頁を30分でお風呂で読み切った。この作家さんに非常に好感度を持った!ビブリア古書堂の美人店主のお嬢さんが、古書夏目漱石全集の中の「それから」にまつわる主人公の祖母の秘密の恋愛話を解き明かしていく。「蔵書印」とか「値札の書き方」とか古書に関する知識もこの小説を味わいながら得られるのもうれしい 僕のような古書店廻りが趣味な人は絶対おすすめ。中学生から中高年まで読者対象となりえる本である