浅草キッドのコント吉原プロレスを見た1985年

 昨日、高田笑学校で浅草キッドのコント吉原プロレスを1985年の渋谷ラママ新人コント大会のキッド初登場以来見た
 このコントをすでに見ていた経験のある方は植竹さん以外、誰もいない。高田先生も見たことがない。それは本番を終えた水道橋博士が僕に語ったものだった。
  ストリップ劇場であえて修行して来た浅草キッドならでは特別なコント。
 僕らが渡辺正行くんと主催してきた渋谷ラ・ママ新人コント大会 が高田笑学校より遥かに前から行って来たイベントでこのコントを見る目撃者になりえたのだった


  写真を見て欲しい。なんだろう?コントをやり終えた充実感と爽快感の水道橋博士の表情 フィールドを走り切ったアスリートのようだ 今回のコントは特別の意味を持った記念的コント、そのためには浅草キッドは髪を剃るのも厭わない芸人魂 彼らのキャリアとポジションからして、もう ここまでやらなくてもいいだろうと止めても恐らく強行してしまう芸人のサガ 
 「ヨゴレ芸」とは芸人にとっては勲章であり羨望である その道を通って来たことの誇り それはお客というより対芸人に対して発している威嚇かもしれない こんな表現はダサいがお笑いとは戦場なのだ
 1985年のあの日が蘇る。渋谷ラママ新人コント大会で初登場の時の浅草キッドがやったダッチワイフをからめて、3人?で「吉原プロレス」のコント。それは狂気であり、スタイリッシュなお笑いをやっていた当時のお笑い芸人への殴り込みであった。お客の女子高生があまりの下ネタに潮が引くように引いた引いた 悲鳴さえ上がった(笑)それを見て、すぐに日本テレビの「RON」(国際政治番組)に浅草キッドを僕は起用した。僕の判断の方がよっぽど狂気だったかもしれない しかし、彼らのその先の何かが僕には見えたからだ。しかしながら、彼らが現在、硬派なコメンテーターも当たり前のようにやっている僕としては予知であったという誇りはある


※僕が定期的に企画司会プロデュースしているイベントの一環で3月31日(日)14時開演「片岡鶴太郎さんのお話会」北鎌倉 円覚寺内佛日庵 前売¥3,000 当日¥3,500(中学生以上の方に限られます)

佛日庵座禅会も。チケットをお持ちの方は参加無料。
ご予約ticket@kitakamaevent.com
または090-4436-9629是非来てくださいね
詳細はこちら→http://kitakamaevent.com/
お花もきれいな時期ですから是非、お気楽にお散歩がてらおいでください
仏陀を描いた鶴太郎さんの絵の展示もあります