究極のレコードジャケット

書名:『Beautiful Covers ジャケガイノススメ(リマスター)』
出版社:(株)ラトルズ
著・編:土橋一夫&高瀬康一
仕様:B5変形/256ページ/オール4C
ISBN978-4-89977-402-0
定価:本体2,200円+税
発売日:2014年4月15日発売

■掲載コラム「ジャケガイトワタシ」執筆者(五十音順)
大石由梨香(シンガー・ソングライター)/大江田信(Hi-Fi Record Store店主)/片岡知子(音楽家)/金澤寿和(音楽ライター)/鴨宮諒(音楽家)/黒沢秀樹シンガー・ソングライター)/サエキけんぞう(音楽家/作詞家)/杉真理シンガー・ソングライター)/高瀬康一(本書著者/グラフィック・デザイナー)/玉城ちはるシンガー・ソングライター)/土橋一夫(本書著者/音楽ディレクター/アート・ディレクター)/長門芳郎(音楽プロデューサー)/渚十吾シンガー・ソングライター)/牧村憲一(音楽プロデューサー)/松尾清憲シンガー・ソングライター)/森勉(ペット・サウンズ・レコード店主)/山田稔明(シンガー・ソングライターGOMES THE HITMAN)/鷲尾剛(音楽愛好家)

 このご本と直接は関係ありませんが、石岡瑛子さんのデザインのアルバム・ジャケット『TUTU』(マイルス・デイヴィス)もジャケ買いしてしまいそうなアルバムでしょう 一級のアート!
 テレビ朝日グラミー賞の仕事でマイルス・デイヴィスの『TUTU』をロスの会場シュラインホールで幸いにも見る事が出来た。https://www.youtube.com/watch?v=nQpSqhvK-U4
  何年後かに、wowowグラミー賞の仕事で『TUTU』のデザイナーの石岡さんをゲストにお呼びし、お会いすることができた。そして、これまた何年後かにそんな彼女のドキュメントを進めようとした矢先、故人になられてしまった。
 実際、石岡さんは北京オリンピックの開会式の衣装デザインプロデューサーをやられておりましたが、生きておられたら、東京2020オリンピック・パラリンピックの開会式プロデューサーはこの人以外に僕は考えられません。こういう方が本当の意味でクールジャパンの名にふさわしい人。 日本で大受けしていることと、世界に通用するということは別の話。100年後に時代を振り返って見た時、どう映るかということをそれこそクールに想像力を働かせないと、とんだ負の遺産を残すことになると思う
 kawaii(カワイイ)が世界的に通用する言葉らしい。それは素晴らしいことだと思う。しかしながら、未来永劫、kawaii(カワイイ)を日本のトップセールスのキャッチコピーとして押し進むのは息切れしないだろうか。 大人の引力の出番だと思うのですが