伊藤広規さんと青山純さんの音楽的住環境について一考察

データーを取ったわけではないが、音楽家が育つ上で家庭の音楽環境はもちろん、住宅構造が大きく影響して来る。住まいの面積、容積と、音楽の音のボリュームの関係が大きい。
 幼少の頃、一軒家、なおかつ、庭があるような広い面積の家で、さらにしっかり、自分の部屋を確保できて育った音楽家と、団地や長屋で育った音楽家の決定的な差は「大きな音を出せるか否か」。
 優れたオペラ歌手やソウルシンガーやポップシンガー、民謡歌手は団地や長屋で育たない。それらの音楽はシロタマと呼ばれる音を長く大きく伸ばす音楽を志向しているからだ。お気づきの通り、そういう音楽は大声なり、絶叫なりするから、近所迷惑で広い敷地がないと無理なのである。一方、鼻歌で歌える演歌歌手や、四畳半フォークの歌手のようにつぶやきで歌う歌手は狭い住環境でも音楽家として育つ。
 また、住環境は楽器を置けるか否かの大問題がある。
 元祖山下達郎バンドのリズム隊のお二人!ベーシスト伊藤広規さんは幼少の頃、足立区住まい。お父上が運送関係の社長さんで家の敷地が広く、ドラム、ピアノを置けて、なおかつ、デカイ音で叩ける環境だったそうだ。ドラマー青山純さんは幼少の頃、世田谷区自由が丘の社宅の一軒家。小学生の時、おねだりしてお父さんにドラムを買ってもらったそうだ。
 二人の共通点はずっと自宅生であったこと。
 いくら、少年期まで一軒家でフルボリュームで楽器をならしていても、青年期になり、大学受験して、地方から上京後、三畳一間や四畳半の下宿住まいでは、それまで培った音楽の素養が閉鎖空間で右肩下がりにならざるおえない。(この例は完全に僕に当てはまる(笑))この過酷な?条件でロックやポップスをやるのは大変なことである つまり、ハンデをつけて差し引いて、評価していただきたい。(これは冗談)
 そういう意味でこの二人の世界に誇るリズム隊伊藤広規さんと青山純さんは音楽的環境は非常に恵まれていたのである。これはご本人たちのご発言を僕が勝手に読み解いた感想である
※追記

上記の「青年期になり、大学受験して、地方から上京後、三畳一間の下宿住まい」の件は
これは僕自身の経験のことです(笑)
これは音楽環境として最悪の環境でした
隣の部屋との壁がベニヤ板。
うなぎの寝床状態。
歌を歌うなんてとんでもない。
カセットテープのスイッチを押す音が筒抜けて
なんど隣室の人間に「うるさい!」と叱られたか
ちなみに大学2年くらいになるまでテレビもないビンボー生活。
浪人中と合わせ、5年間、当時のテレビもほとんど見ていないのです
テレビが普及し始めた60年代のように他人の家にテレビ見せてくださいと
たまに見に行きました
ゴミ捨て置き場から拾って来たテレビが下宿で見られた時の感動は
原始人が火を初めて見た感動に等しかったです(笑)
それが今、テレビを創作している自分。なんだか変ですね