ようこそ、わが家へ (小学館文庫) 池井戸 潤

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ようこそ、わが家へ (小学館文庫)
池井戸 潤さんの小説を初めて読む。
とにかく読みやすい ツルツルツルツルと、素麺のように、読者の脳の中に物語が入っていく。
主人公の父が代々木駅で割り込んできた男を注意したことを逆恨みされて、
嫌がらせを主人公の家族ごと、巻き込まれる。警察があてにならず、
家族で加害者の男を探す。
一方、銀行員の父が出向している会社の職場は総務部。
会社の人間が不正を働き、父が正しても、意に介さず、会社は不渡りを出す。
なぜ、会社がこのような事態になったのか、父は調べあげていく。
この二つのストーリーが同時進行していく小説。
 
池井戸 潤さんは大したストーリーテーラーだ。
※「半沢直樹」の作家だけあって、途中、「土下座しろ!」という台詞が出てくるのが可笑しい。