ほっこりするホームズとワトソンの会話

コナンドイルのシャーロックホームズの回想の短編の「黄色い顔」を読む。

ホームズとワトソンの会話のやり取りはいかなる鎮静剤より
鎮静効果がおだやかで、いつも、読者の自分にじわじわ効く。
ホームズとて、コカインの常習者であるが、このような理性を保っている
のが物語の主でありながら、尊敬してしまう
世の中の人々みんながホームズとワトソンのようなおだやかな会話が出来たら、
どんなにおだやかな世界ができるのかと、夢想してしまった。
佐野洋さんの「推理日記」を読む。
警視庁が推理作家を100人集めても迷宮入りしそうな事件を解決できないのだろうなあ?
テレビに出ているファイナンシャルプランナーで金持ちそうな人っていないのと同じだと思う(笑)

角野光代さんは相当な小説家だと思う。
「人生ベストテン」を読む。
寝る前に毎夜、人生ベストテンの出来事を考えるのがクセの主人公の女性。
40歳を前にして同窓会に行く主人公。
13歳のあの夏から、私に会いにきたひとは―?
昔、ちょっとだけ付き合った憧れの同級生。
一夜を共にする
その後、連絡が取れない。
彼は実はまったく違う人だったことが発覚。
憧れの同級生は会に来ていなかったのだ
では、一体誰だったのか?
しかし、人生ベストテンにその日から、まったく知らない彼がランクインしてしまう・・・
うめぇなあ、角野さんって。

この3編を読んだら、何故か紅茶が飲みたくなった。
イギリス人のように(笑)
また、僕がインタビューしておりますラジカントロプス2.0
http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/radio.phpでは引き続き、山田太一さん、豊崎由美さん、水道橋博士さん、草野仁さん、マキタスポーツさん、三代目桂春蝶さんのインターネット放送、podcastが聞けます
 一番新しい三代目桂春蝶さんの放送では、父二代目桂春蝶さんは実は桂三枝さん、鶴瓶さんをお世話をやき、松本人志さんとウンナンの南原くんの憧れの噺家であったことなど 上方の落語界の新事実満載!なかでも、月亭可長さんの話が凄い!