ハンカチ王子 オン ステージ♪

スポーツジャーナリスト(「全米スポーツキャスター協会賞」の特別賞を日本のスポーツアナウンサーとして初めて受賞)の 羽佐間正雄さん講演を川崎まで見に行く。
その講演の始まる1時間前に桂竹丸くんの新作落語の打ち合わせを小西くんと。鈴々舎 馬風師匠の18番「会長への道」の落語界内情噺を引き継ぐのは桂竹丸くんだと僕は思うのですが。
そして、いざ、羽佐間正雄さんの講演を聞き入る。
これはトップアスリートたちの実録話であるが、その語り口はまるで、優れた人情噺のような見事さで、一時間半があっという間。何度か、涙が出そうになった。
この講演はきちんと僕は近いうちに記録に残したいと思っています。
さて、聞いてみるもんだ。
感動の講演の中で、あのハンカチ王子の話になった。
どうも、僕はあのハンカチで拭く仕草がパフォーマンスかもしれないと、怪しんでいたのです。
あれは昔、エルビスオンステージでエルビスプレスリーが汗をよく拭いて、セクシーさを演出していたようなことかと?(笑)
が、事実が判明した。
その昔、ハンカチ王子の延長15回再試合をやるずっと以前、1969年夏、東北勢としては戦後初の決勝進出を果たした青森県立三沢高等学校のエース太田幸司選手。その決勝戦は延長18回再試合。愛媛県立松山商業高等学校戦の2日間の熱投はあまりにも有名。
当時、この試合を実況したのはNHKの羽佐間正雄さんである。
その太田選手に羽佐間さんは「あのときはハンカチじゃなかったの?」と昨年、聞いたところ、「タオルを右と左のお尻のポケットに入れていたんです。でも、全部、腕のシャツで額の汗を拭きました」
「じゃなんで、タオルを入れていたの?」
「それは尻をでかく見せて迫力を出すためです」
昔は野球選手は尻がでかかった。確かに。
さて、ならば、何故、ハンカチ王子はシャツで拭かない?
講演で羽佐間さんがおっしゃっていた。
「今のシャツは高品質で汗をはじくんです。だから、汗をふけないので、
ハンカチ王子はわざわざ、ハンカチを出して拭いているんです」

そうでありましたか、ハンカチ王子
僕は誤解していました。
すいませんでした。