ドスペ2『天国への階段』

2007年1月20日放送
ドスペ2『天国への階段』という深夜番組 僕とテレ朝の立川Pの企画です

24時30分から一時間番組(テレビ朝日
この番組は、ある一人の体験者が人生の終焉を疑似体験する姿を見ながら、人生の終焉について語り合う番組です。今回の体験者は、。「あなたの残りの人生は48時間です」と天使から手紙が・・・。それを見た体験者、どう過ごすでしょうか・・・。

【出演者】 片岡鶴太郎高畑淳子ブラザートム
三船美佳内田滋、羽佐間正雄

僕らの世代にとっては他人事ではないのではと思って企画しました。元々はNHKに「swan song」という企画を4年前に出していた流れで考えました。白鳥は死ぬ前に一鳴きするという伝説があります。それに引っ掛けて、「死ぬ前に人はどんな歌を曲を聴いて死にたいか?」というような企画書でした。

最後に僕が尊敬してやまない脚本家の山田太一さんの大好きな
エッセイ「路上のボールペン」に書かれていた親友寺山修二さんへの感動的な弔辞で締めたいと思い、あのオリンピック、甲子園の中継でお馴染みのいぶし銀の声の持ち主、僕の学校の先輩にあたる元NHKキャスター羽佐間正雄に弔辞を読んでいただくことに成功しました。(ナレーションも)羽佐間正雄さんは現在75歳です。羽佐間正雄さんのNHKの後輩草野仁さんと息子さんの裕さんのお陰もありました。いい弔辞は文学だと思います。羽佐間さんは実際、弔辞を頼まれるそうです。「紙を読む、弔辞は良くない。ある方の葬式で、偉い方がみんな紙に書いてきたものを読んでいたんだけど、北ノ湖の弔辞が良かった。いきなり、語りかけるように、話し出したんだ、紙など見ないで。僕も読まない」う〜〜ん、年長者はいいことをおっしゃる。なんかこっちが得したような気がする。千冊の本を読むより一人の大先輩だ。そして、今回、立川Pはカメラマンの大先輩の60歳代の方にスタジオの映像をお願いしました。新しいことは若い人間だけが想像するものではないと思います。自分が新しいと思うことは先達が100年前にやっていることが多々あります。スピルバーグだって、コッポラだって、市川昆だって、黒澤明だって、みんな爺さんで撮ってます、撮ってました。年齢を超え、互いに認め合い、尊敬する姿勢がこれからの未来だと思います。
 酒飲みテレコムスタッフの羽立P、お酒少々長谷川D、忍者外山AD、若年寄保田くんらに感謝。
※白い天使は立川Pの飲み友達注目の俳優内田滋くん
いまや、松尾スズキ、蜷川さんなどからの注目もすごい
僕も立川Pに写真見せられて一発OK。この人、チェックした方がいいと僕は思います