どさくさ  そして、人間の経済的価値

友人がトルコに行って、バザールではいろんなものがバカみたいな安い値段で売られているとメールが来ました
トルコといえば、革製品のなめしの技術が定評があり、素晴らしい製品を産み出す豊かな国です。
しかし、いい加減なコピー商品も相当、店頭に並んでいるという知人からのレポートであります。
民度が低い」と、日本人はいくつかの特定の国のことをよく評価していいます。
 「民度」という言葉があるなら、「公度」というのもあってはいいのでは。
もちろん、こんな言葉はないのですが、自治体に勤務している人々の意識を「公度」といってみてはと思います。
年金の問題です。
「日本は公度の低い国」と言われても仕方ない。
どこかの国を指差して、「民度が低い」などと、言ってられる場合か、です。

さて、そもそも年金の成り立ちです。
「戦争のどさくさまぎれにやってよかった。世間では何のことかわからないうちに戦争に勝つためだと鵜呑みにさせた」(厚生保線回顧録・花沢武夫氏)と官僚自身が振り返る書いています。1942年の戦時です
この制度を成立させたのは。
目の前の戦争のことで国民が注意が行かないことを狙って、年金制度を作ったのだと、当事者の花沢氏は書いています。
今回、社会保険庁の過去の長官が天下り先から1億以上の退職金をもらっていたことも露呈しています。もちろん、我々の税金でありますし、納めた年金がその金に廻っています。
またしても、我々国民はそんなこと露ほども当時、知りませんでした。知らされませんでした。
第一、 僕は同じ人間でありながら、プロスポーツ選手は別として、経済的価値が1億以上もある人間って存在するわけがないと思っています。
人間の命は地球より重いといいますが、悲しいかな、本当に人々は他人に対してそれほどの思いを身内ならいざ知らず、常に思っているのでしょうか
しかしです
市井の人と社会保険庁の長官の価値が退職金で比べて、10倍以上も価値があるなんてありえない。
人間は基本、平等であり、差異がさほどない。
しかも、1億以上の退職金をもらった人は5000万人に損失を与えた張本人なんですから。