21世紀の笠 智衆

今回、アカデミー賞主演女優賞は「エディット・ピアフ愛の讃歌」のフランス人女優、マリオン・コティヤールが受賞。フランス女優の受賞は1960年のシモーヌ・シニョレ以来。
 この映画の配給会社ムービーアイhttp://www.movie-eye.com/の宣伝戦略を一役かわしてもらったので、僕も自分のことのようにうれしい。「エディット・ピアフ」ならぬ、「エディット・ピラフ」を試写会に来てくださったお客様に一口ずつプレゼントしては?というアイデアも出したが、こちらは実現できなかったのが残念。
 今回、ジンギスカンの役でノミネートされていた浅野忠信さん。この俳優さんのインタビューの物腰がとても、静かで、いいのだ。
まだ、若い男優さんの多くが、若さを武器に生意気を全面に出してくるが(これはこれでいいのだが)、この人は昔から違う。
 若さはいつか、移ろうとうことをとうにわかっていて、まるで違う次元にいる。
 違うと言われそうだが、40年経ったら、浅野忠信さんは21世紀の「笠 智衆」になるのではないかと思う。
 現代、「笠 智衆」のような存在の人、俳優さんが求めれているような気がする。
  正直、この人の映画、あまり見た事がないのだが、これから見てみようと思う。