笑い手という芸 デヴィッド・ザッカー監督と高田文夫さん

 今週、1億人同時ジャンプで地球は動くか大実験!!
ガリレオの遺伝子という日本テレビ木曜スペシャルでやっておりました
実は8年くらい前になるのか?
僕はTBSのKプロデューサーと一緒に数人で、「大晦日 マサイ族から日本人まで、全人類が一斉にJUMPして、ひとつになろうという大イベント」を企画し、アニメが地球からジャンプする動画入りの「GIANT STEP」というホームページまで立ち上げ、地道な活動をしていました。
こちらの方は当時、残念ながら、アクセス数が少なく、反応がにぶく自然消滅になってしまいました
ヒントはもちろん、中国人が一斉にジャンプしたら地震が起きるかという昔からのジョークでした。


ところで、「最終絶叫計画4」を見ました。好きなシリーズです。
僕の大好きな裸の銃シリーズのデヴィッド・ザッカー監督です
先日、フジテレビの「オレたちひょうきん族」のチーフディレクター三宅さんと飲んで、
「さんまさんの「心はロンリー」のギャグはザッカー兄弟を意識してましたよね?」
という質問に「そうなんだよ」



フィルモグラフィー
[001] ■   最終絶叫計画4 (2006) <未> 監督
[002] ■   最‘狂’絶叫計画 (2003) 監督
[003] ■   フォーン・ブース (2002) 製作
[004] ■   ベースケットボール/裸の球を持つ男 (1998) <未> 監督 /製作 /脚本
[007] ■   ハイスクール・ハイ (1996) <未> 製作 /脚本
[009] ■   雲の中で散歩 (1995) 製作
[010] ■   裸の銃(ガン)を持つ男PART33 1/3/最後の侮辱 (1994) 製作 /製作総指揮 /脚本
[013] ■   大錯乱 (1992) <未> 製作総指揮
[014] ■   裸の銃(ガン)を持つ男2 1/2 (1991) 監督 /脚本
[016] ■   裸の銃(ガン)を持つ男 (1988) 監督 /製作総指揮 /脚本
[019] ■   殺したい女 (1986) 監督
[020] ■   トップ・シークレット (1984) 監督 /脚本
[022] ■   フライングハイ (1980) 監督 /脚本
[024] ■   ケンタッキー・フライド・ムービー (1977



 残念ながら、今回の作品はいただけませんでした。
唯一、トムクルーズがテレビショーで婚約者のことを話したときのパロディ(実際、トムはテレビショーで異常にはしゃいだのは顰蹙をかっています)が笑えました。
 メイキングを見ておもしろいかったのは、デヴィッド・ザッカー監督は撮影しながら、役者の演技に大笑いしていること。その笑いが糧になって、役者は演技の良し悪しを判断していること。
音声さんが監督の笑い声が入って困るとも言ってました
オールナイトニッポンのたけしさんのギャグを笑う高田文夫さんのような光景です
 しかし、最近、テレビ番組やラジオ番組を見ていてもやたらスタッフの笑いが入るのが気になります。元々はアメリカのテレビショーで、この手法を意識的に使ったのが「ひょうきん族」です
 たけしさんのオールナイトを聞いていてもわかるように、高田さんのように、笑う方も「芸」がないといけないと思います。「おもしろい笑い方」「笑いのタイミング」「笑いの誘い水として笑い」
「笑う声の質感」、これがすべて備わって芸であり、笑い声を発していいのだと思います