大人ごっこ

 「岡田監督は、「ガソリン税」関係で話題に上った「つなぎ法案」じゃないけど、「つなぎの人」という印象を拭えないね。厳しいけど。・・・・点が入ったときも表情に出さず見ててつまんない。」
 僕も「オレたちひょうきん族」でお世話になった元フジテレビのプロデューサー横澤彪さん(現在は鎌倉女子大学児童学部教授)のご意見であります。

 プロ野球選手、プロ野球の監督は勝利の時に「表情を出し」、感想を話す。主観でありますが、どうして、Jリーグのサッカー選手、監督は試合後、勝利インタビューで「表情を出さない」のでありましょうか。僕にはとても、不自然でなりません。
 いい歳をした大人が、冷静で感情を吐露しないのが「りっぱな大人である」という子供が考えがちな大人像を演じているような気がします
 サッカー通の友人のKくんが「Jリーグの歴史を考えてごらんよ。野球と違って歴史がなさ過ぎる。」「熟成してないってこと」「そう、おこちゃまなんだよ」

 話は今回の米海兵隊員による中学三年の少女暴行事件であります。この時の政府関係者のインタビューも同じものを感じました。
 こういう事件に対しては「怒り」という感情をきちん表現すべきなのではないのでしょうか。むしろ、「変に冷静」であることは今回のような事件に関しては人間の感情として不自然であり、こういう時だからこそ、米に対して感情をきちんと出すことが「大人の対応」なのではと、思うのです。リーダーシップをとる人間はこういう時に率先して「感情を露にする」ことで、国民の気持ちを代理人として吐き出し、国民に冷静な判断を整理させる効果があると思います。