プラダを着た草笛光子さん




プラダを着た悪魔」が当たらないわけがない。
監督が「セックス・アンド・ザ・シティ」を手がけているデヴィッド・フランケルだ。
20代の新人女性作家が書いた1冊の本「プラダを着た悪魔」。作者は、ヴォーグ誌の女性編集長のアシスタントをつとめた経験を持つローレン・ワイズバーガー。
 有名ファッション誌に新人アシスタントとして、就職したアン・ハサウェイ演じるところの芋ねえちゃんが、鬼編集長メリルストリープの要求にこたえ、格好いい女に変身していく。
 ブランドの世界のシンデレラストーリー。
 若い女性が嫌いな映画なわけがない。
 お膳立てが揃い過ぎている。

 アライン・ブロッシュ・マッケンナの脚本が洒落ている。
シューウエムラのビューラーも知らなかったことで、アン・ハサウェイの芋ぶりを強調。無理難題を押し付けるメリルストリープの最大の要求は彼女の幼い双子の娘のために、出版前のハリーポッターの新作原稿を3時間後に手に入れろというもの。
 それを以前、パーティで知り合った有名作家に掛け合い、手に入れてしまうアン・ハサウェイ。双子用に二部コピーして、メリルストリープに渡す。
 どんどん気の利くアシスタントに変身していく
 アン・ハサウェイ、この女優、演技がうまい。
 美人ではないが、芝居の力で、いい女に見させていく
 この人、将来性ありである
 さて、最近の草笛光子さん、「プラダを着た悪魔」のメリルストリープのヘアースタイルをコピーしているような気がする。