ホットライン

ホットライン


 4月12日打ち合わせで、元NHKスポーツキャスター羽佐間正雄さんにお会いする。
事務所にはベッケンバウアーとツーショットの羽佐間正雄さんの写真があった。
もう25年前の写真。
ベッケンバウアーが髪がふさふさである。
皇帝ベッケンバウアーFIFAワールドカップドイツ大会では組織委員長を務めた
「日本のプロ野球コミッショナーも王や星野のような元選手がなっていいのではないかあ」と羽佐間正雄さん。
 確かにプロ野球コミッショナーは野球をろくすっぽ理解していない役人タイプの人間の利権の温床になっているような気がする。
 羽佐間正雄さんと打ち合わせ中、戦前の野球の話になり、事実関係が
わかならいことがあった。
 「ちょっと電話してみるよ」と携帯から羽佐間正雄さんは電話し、「ああ、そうでしたか」
 と電話を切り、「わかったよ・・・・」
 「誰に電話したんですか?」
 と僕が質問すると
 「ああ、川上監督だよ」
 一同、どへ〜〜〜〜〜〜〜〜
 さすが、全米スポーツキャスター賞受賞の羽佐間正雄さんだ。
 とんでもないホットラインがあり、日本はおろか世界にあり、とても助けられる。

 その夜、くりーむしちゅーの上田くんと飲んだ。
飲み方の綺麗な人がいる。
上田くんは綺麗な飲み方をする。
自分なんかこの歳なのになんて上田くんに比べて、きたない飲み方をしているかと思った。
 上田くんもボクシング、それも外国人選手が主に好きだ。
「どうして外国人選手なの?」
「熊本にいた頃、我が家だけがTBSが映り」
「映らないの?」
「チューナーを付けないと、テレビによっては映らないんです」
「!!」
「それで、親戚一同、街頭テレビみたいにうちに集まって、
TBSのボクシング中継を見て盛り上がっていて。その時、
好きになったのが外国人ボクサーで。
高校入学の時にボクシング部に入りたいと入ったら、オフクロに
危険だから止められて。それでラグビー部に入ったんです。」

お笑い、野球選手、ボクサーが上田くんの子供の頃の夢だった。
やはり、たけしさんのオールナイト世代。
笑われるのは嫌、笑わせたいという理由で早稲田教育学部
入学。これもたけしさんの影響。
入った瞬間にその目的は達成し、「教育学部なのに
教職とってないんです」(笑)
日本テレビ「テレビジョッキー」でネタをたけしさんの前で
やった上田と有田。
緊張しない上田がこの時以上に緊張した時はなかったという。
この人(たけしさん)が笑ってくれなかったら、もうダメだと
絶対絶命の状態に追い込まれていたという。
モニターを見ると、たけしさんが笑ってくれていた
この時ほどうれしかったことはなかったという。

ところで、上田くんのおじいさんは川上哲治監督が小さい頃
会ったことあるそうだ。熊本の人吉の出身である。