田中雄二のマニアック・オリンピック音楽

 オリンピックを考える上でパブロフの条件反射のごとく、「東京オリンピック」を連想する。自分が昭和39年小学校四年で体験した戦後最大の日本のイベントなので、ズシンと心に刻まれている。
 東京オリンピックの100mのスタートをイメージした写真のカラーの風呂敷(ここが日本的)を家の壁に画鋲で張った。1000円記念コインを買ったが、すぐにお金に困り、その年に使ってしまった。
 オリンピックの開会式は函館のABCホールのカラーテレビで見た。自分の家にはまだカラーテレビがなかったので、目を食い入るようにして見た事を覚えている。
 あの眩しいばかりの日本選手団の白と赤のブレーザー
 そこにあの開会式の吹奏楽がかぶさる。古関裕而さんの作曲だ
 古関裕而さんは僕は日本のルロイアンダーソンだと思う。アメリカの郷愁音楽が、ルロイアンダーソンであるように古関裕而さんの音楽は土着日本の音楽。「昼のいこい」が象徴的な曲。
 その古関裕而先生の東京オリンピックの開会式のテーマは日本人心を巨大スコップで深くえぐる。
 東京オリンピックの開会式のテーマの元はやはり先生の作曲した高校野球の開会式のテーマ「栄冠は君に輝く」の延長線上だ。
 東京オリンピックの開会式のテーマを聞いて以来、日本人の子供たちの多くは運動会でかけっこする度に頭の中でこの曲が流れていたはずだ
 東京オリンピックに関わらず、オリンピックと音楽は切っても切れない関係である。式典であるから、音楽は付き物なのは当たり前。 
 各国、自国の作曲家のエースをつぎ込んで来る
 ロンドンマラソン女子の本日2012年8月5日深夜24時半、田中雄二のラジカントロプス2.0(ラジオ日本)では戦前のオリンピックからロンドンオリンピックまで、オリンピック音楽を徹底研究してみる。いろんな舞台裏のエピソードを交えて、僕のオリンピック体験とからめて、放送しています こちらで http://bit.ly/5eXlgR  

 また、オンタイムでhttp://radiko.jp/#  でパソコンでも聞けます
 また、東京オリンピックというと「テヘラン、ラホール、ニューデリー、遠くバンコク、・・・」と聖火が繋いだ国々をNHKの実況アナが実況したことを今でも覚えている。後で本を読んだら、偶然だが、一部、この道は戦前日本が占領した国々をなぞったとか、まことしやかなことが書かれていた。これはちょっと眉唾ものだが。
 そのNHKオリンピック実況関連のイベントがあります
  僕が企画プロデュース司会を北鎌倉の円覚寺佛日庵という場所で100人限定で二ヶ月ごとに定期的にやっているイベントがあります 横須賀線北鎌倉駅目の前のお寺さんです
 8月26日(日曜日)1時半開場2時から場所は円覚寺佛日庵でオリンピック関連トークショーがあります
 NHKアナウンサー羽佐間正雄 さん(オリンピック実況11回日本一、全米スポーツキャスター賞受賞、ジャックニコラウスと青木の全米オープン対決の実況、三沢高校松山商業三沢高校の太田の延長18回中継などでおなじみ)と元NHKアナウンサー草野仁さんのオリンピック実況アナ(最年少実況)の舞台裏トークショーがあります
 近代オリンピックの日本の歴史はNHK実況アナの汗と涙の歴史であります 先達アナには海外に中継に行き、途中客死したアナも!前畑がんばれの実況アナは実は前畑が見えていなくて実況したなどエピソード満載。
 また、ゲストで田中雄二さんの近代オリンピック音楽史解説など盛りだくさん!
司会は不肖、僕が。
 北鎌倉がオリンピックで熱くなる!前売り2500円 当日3000円限定100人 お早めに
是非 お越し下さい
ご予約 ☎高畠 090-4436-9629 10:00〜17:00 まで
    ticket@kitakamaevent.comまで