出落ちのテレビCMの演出

最近の気恥ずかしい、出落ちのテレビCMの演出

木村拓也くんの富士通「FMVシリーズ」のCMの岸部一徳さん、石田純一さん、松尾スズキのシリーズ

妻夫木聡出演テレビコマーシャル「ガス・パッ・チョ!」のテレビCM。「ピピッとコンロ“織田信長千利休”」篇、「ミストサウナ“ガリレオ”」篇、「マイホーム発電“フレミング”」篇に続き、第4弾・第5弾は、“ベートーベン”、“小野妹子(おののいもこ)”といった歴史上の人物が登場

この二つのテレビコマーシャルの演出を見ると、気恥ずかしくなります。
同じ演出家でしょうか?
演出家の「笑わせよう」という魂胆が見え見えであり、空回りしています。
間違いなくリピートする度に笑いの鮮度が落ちていきます。むしろ、気恥ずかしくなります
これはお笑い用語でいうところの「出落ち」だからです
舞台の袖から、変な格好して出てきて一瞬笑えることの意味です。
 キムタク、妻夫木くんという二枚看板に実際、何をやらせてもおもしろくなるのは明らかであります。僕にはスターにただオンブしただけの演出にしか見えません。宝の持ち腐れです。
キムタクVS岸部一徳 キムタクVS松尾スズキ という明と陰の意外なキャスティング  妻夫木VS歴史上の人物  ありえないキャスティング。「このキャスティング、どうよ、面白いべ」とアイデアが満足してしまっていて、台本が練られていないのです。
「出落ち」なのです。
ただ、慌ただしく片方があわてふためいて、もう一人はそれを無視するかのように平静に話します。
こっからの台本の練りがないと、笑いの偏差値が上がらないのです。
木村くんについていえば、テレビCMよりsmapsmapのコント方が短時間の演出時間ですが、笑いとセンスが断然、偏差値が高いと思います
特に宝塚歌劇団のパロディ。「竹の塚」のコントは素晴らしい。
あれごと、テレビCMにした方がもっと話題になったはずです。

キムタク、妻夫木二大スターがかわいそうです。