どろろは見たいが、ちょっと?

手塚治虫さんの「どろろ
映画がヒットして、第二弾が計画されているそうです。
そんなに漫画を熱心に読まなかった僕でさえ、「どろろ」の百鬼丸は自分の最大のテレビアニメヒーローでした。1969年。
15歳の時ですから、一人前にロックからバカラックまで聞いていたどっぷり洋楽少年でしたが、
どろろ」のシングル盤を買いました。
 これは名曲です。
. 「どろろの歌」. 作詞:鈴木良武、作曲:冨田勲、歌:藤田淑子
グラミー賞受賞作曲家冨田勲さんの小品です。NHK「新日本紀行」などの作曲で、挑戦した民謡風の作曲がここで生かされました。とても、とぼけた曲。しかし、一度聞いたら忘れられません。冨田勲さんは手塚治虫原作のTVアニメ『ジャングル大帝』、『リボンの騎士』も作られました。
ちなみに歌の藤田淑子さんの「おしゃべりもギターも恋も」鈴木のり子:詞・小室等:曲、こちらは隠れた名曲。小室さんにしては随分と小洒落た曲。これもシングル盤を買いました。
あの当時、珍しくはなかった傷痍軍人の方の姿とか、僕の家に入院していた整形外科の患者さんや病弱な当時の自分自身と、百鬼丸の姿をどこかかぶせていたことは間違いありません。
妻夫木 聡くんが主演するのは正しいキャスティングだと思います。漫画と映画は別ですから。映画「ワイルドスピード TOKYO」に30秒ほどしか出てない妻夫木 聡くん、瞬間ですが、凄い存在感を示していました。彼は世界の顔になれる顔(ツラ)だと思います
どろろの映画は見てません。手塚さんの「どろろ」はハリウッドに充分、当たる物語だと思います。
僕がアニメで感動した百鬼丸は悲壮感と楽天主義者が同居しているキャラです。気持ち、妻夫木 聡くんにもうひとつ、陰の部分が増大すると、もっといいのだと思います。
でも、アニメの「どろろ」ファンはちょっと映画を見るのが怖くて、いまだに見に行けません。そのうちに。