何十年後であるが、YouTube史なるものが、小林信彦さんのような作家の人が出現して、語られると思うと不思議である。

1960年初のカラーテレビの受贈機の値段が42万円。

その年、公務員の初任給が1万800円。

こういうテレビ史の詳細は小林信彦さんが得意とするところであるが、

同じように何十年後であるが、YouTube史なるものが、小林信彦さんのような作家の人が出現して、語られると思うと不思議である。

YouTubeの場合、ネットで見られるわけだから、受贈機はiPhone、パソコンでとても安価なスタートとなる。

YouTube史はテレビ史と違って、主たる登場人物は芸能人ではなく、ガーシーとか青汁王子といった素人スターであるところが新しいところだ。ところで、小林信彦さんはご高齢で連載が休止状態だが、一読者としてはとても寂しい。