「アメリカと戦いながら日本映画を観た」 小林信彦さん著

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明日は敗戦記念日(我が国はどうしても終戦と言いたいらしい)8/15。

アメリカと戦いながら日本映画を観た」 小林信彦さん著を読みました。

戦中、8歳から15歳まで観た映画の記憶を著者が辿っている本であります。

戦中、監督:山本嘉次郎 特撮:円谷英二「ハワイマレー沖海戦」など国策映画ばかり上映されたわけではありません。

無法松の一生」からエノケンロッパの映画まで上映していたそうです。

これは国民に敗戦に向けて広がる厭戦気分を解消するために上映を推進したと小林少年は思いました。。

1945年の敗戦の年、小林少年が疎開先の中学にアメリカ兵がやってきて見せられた映画が、

エリザベステーラー主演のカラー映画「緑園の天使」とハワードホークス監督の「脱出」。

ボクはかつて、スピルバーグの喜劇戦争映画「1941」を観た時、アメリカの将軍が

戦中なのにディズニーの「ダンボ」を見て、涙を流している笑えるシーンがあり、「これじゃ

戦争でアメリカに負けるたわけだ」と痛感したことがありました。