東京公演服部克久先生の東京のコンサートのレポ

  2014年10月3日(金) 東京公演服部克久先生の東京のコンサートのレポ。

 会場は日本の有楽町なのだが、弦楽器がステージに大勢並び、そこは、まるでラスベガスのショーに来たかのような錯覚。
 自分の席はど真ん中のベストの位置。
 服部先生が2曲から、3曲続けて演奏する曲を丁寧に解説しながら、演奏し、ゆったりとした雰囲気でコンサートは進んで行く。
二胡奏者のジャー・パンファン賈鵬芳)さんが服部先生の曲を演奏。その曲は中国ではチャートのトップになり、中国の方がみんな知っている曲だとか。
 服部先生はジャー・パンファンさんが日本で活動する時の身元引受人になり、その許可を得るために、服部先生は役所まで同行したジャー・パンファンにとっては恩人。
 ゲストシンガーの佐藤竹善さんが服部先生の元々インストルメンタルの曲に英語の歌詞をつけて、歌った曲がとても良かった。バンドで楽器をやりながら、ボーカルをやっている人はわかると思うが、ハンドマイクの立ち姿で歌うというのは、楽器がない分、カッコウが付かないケースが多い。プロのシンガーとはいえ、なかなか様になるシンガーは少ない。歌が巧いだけではなく、今 思い返すと、フランクシナトラって、そういった意味でもスゴイと思う。特に日本人でハンドマイク一本で保つシンガーは今は特に少ないと思う。
 ハンドマイクを両手で握り、歌う姿の佐藤竹善さんが実に様になっていて、感心した。
 服部克久先生より、3歳上の前田憲男さんがサプライズゲストで登場。
ピアノをプレイ。遊び心のある余裕の超一流のプレイを堪能!ご高齢なのに、前田さんの現役感バリバリ。
 服部先生がフレッドアステアをイメージして作った「あの日からFreddy」に、若干15歳の吉井一肇さんが、タップ ダンスを披露。
 竹内まりやさんの「駅」」をストリングスで演奏があり。さだまさしさんがトークのみのゲスト。
 最後に服部先生が作曲のおなじみ「新世界紀行」(TBS)のテーマ曲「自由の大地」を演奏し、大団円。
 全篇ゴージャスな音楽会だった!
 客席も華やかで、僕の後方の席にはワタナベプロ渡辺美佐会長、僕の隣が五木ひろしさんご夫婦、その隣が竹内まりやさん、そして、竹内まりやさんや山下達郎さんの音楽事務所スマイルカンパニーの社長小杉理宇造さん。日本のポピュラー音楽界を支えてきた重鎮たち。
 竹内まりやさんとは、30年以上前、彼女の文化放送のラジオ番組の作家をやっていた。楽屋に行く道すがら、まりやさんと世間話をすると、僕が企画進行をしているラジカントロプス2.0(ラジオ日本)の昨年放送した「伊藤 広規&青山純のラジカントロプス2.0」(リズム隊が解説する達郎サウンドベスト5)、今年放送した「佐々木久美&国分友里恵&三谷泰弘のラジカントロプス2.0」(山下達郎さんのコーラス隊が達郎コーラスサウンドを解説)、さらに、先日放送したばかりの「服部克久のラジカントロプス2.0」のこともご存知であった。