東急文化村オーチャードホールにて「コーラスライン」鑑賞。
20年以上前に新宿厚生年金会館か?コマ劇場で見て以来。
出演者に選ばれるか否かの10人近くいるオーデションを受けに来たダンサーたちの物語。
マービンハムリッシュの素晴らし楽曲、そして、マイケルベネットの振り付けとストーリーと会話があってのことだが、ステージ上の出演者と陰の声の演出家のやりとりのみで、構成されているアイデアをひねり出しただけで、80%成功したと思った。
このミュージカルの物語を演じる彼らがその主人公そのものを現実に体験したから、一層、このミュージカルは感動的だ。
横一列に並ぶ姿が絵画的で素晴らしい。
コーラスラインだ。
幼い頃からアメリカ漬けになっている世代であるため、こんなアメリカンエンターテイメントを見せられると、子供の頃のようにアメリカ人になりたいなんて(笑)思ってしまう。
初演が1975年。
日本ではシュガーベイブの最初で最後の一枚のアルバムがリリースされた年。しかし、このミュージカルを見ると、まるで1940年代から50年代のミュージカルのような古く良きクラシックの趣きを持っている
最後はなんたって圧巻の「one」である。