雨のステーションの鈴木茂さん

鈴木茂さんは僕が大好きなギターリストです
 はっぴぃえんどはもちろんのこと、ユーミンのアルバムの「ひこうき雲」「ミスリム」「コバルトアワー」におけるスライドギター全開のセンスがなんて、この人は歌心をわかっている人なのだろうと、思いました。
 ギターはあくまで、「歌」を引き出す楽器であり、己を自己主張する、それまでのリードギターリストとは一線を割きました。まるで、文楽の人形を持つ人形師です。こういうタイプのギターリストは国内では初めての体験でした。
 ああ、これでいんだ!デカい音や、早弾きするのがリードギターリストの一番大切なことではないんだと、僕が思っていることを明確に音で証明してくれたのが鈴木さんのギターでした。
 鈴木さんとの個人的な関わりは1985年ジョージルーカス原案の映画でスターウォーズシリーズの『エンドア/魔空の妖精』の劇場用の日本語吹き替え版エンディングテーマ「魔法のジェラシー」(歌 南翔子 作曲植竹公和 作詞 森雪之丞 )を僕が作曲したのを鈴木さんがアレンジをしてくださいました。あの鈴木さんがアレンジしてくださったのだと、新宿の映画館でエンディングに自分の曲がかかった時は
感極まるものがありました。
 鈴木茂さんのギターの良さがとても良く出ていると思う一曲、荒井由美さんで「

」。
 http://www.youtube.com/watch?v=I2SSpILq1_o