中国オリンピックの最中に奇しくも、こんなニュースが入り、落ち込んだ。
７２年札幌冬季五輪スキージャンプの銅メダリスト、青地清二（あおち・せいじ）さんが１４日午前１０時２６分、胃がんのため札幌市の病院で亡くなった。６６歳。北海道小樽市出身。
札幌五輪のスキージャンプ７０メートル級。１番手の金野昭次に続く日本勢２番手で登場。２本目のジャンプは失敗ジャンプながら、こらえて７７・５メートルとまとめるしぶとさで、金メダルの笠谷幸生とトリオで表彰台独占に貢献した。
いわゆる「日の丸飛行隊」だ
当時、高校生の僕は経験もないのにこれから、練習して、ジャンパーになろうなどと、幼稚園児のような夢を持ったものだ 高校二年の冬を迎えたときだ。これはもう、バカとし言いようのない発想だ。
その夢？は大学時代、あのねのねの「紅白ものまね大作戦」（フジテレビ）も出演して、日の丸飛行隊のジャンプの真似を中継アナウンサーの真似もいれて、ものまねチャンピオンになった。相当、屈折した夢の実現である。（笑）
それから、また、何年かして、ふと、「ＪＵＭＰＥＲ」をモチーフにした歌を書いてみようと、作詞作曲した。その曲「ＪＵＭＰＥＲ」は当時、歌手の今井美樹さんのアルバム収録に決まったが、アルバムコンセプトがあわないので、結局、アルバムには収録されなかった。この歌は当時、札幌の大倉シェンツェの試合を取材して書いた曲だ。たまたま、雪祭りのＳＴＶテレビの仕事で高田純次さんと女子高生というお笑いコンビとで札幌に本番に行く機会に同行したのだった。
そのデモテープを角松敏生くんに聞かせたことがあって、今度番組のエンディングのテーマで歌いたいという依頼があった。アレンジは角松敏生くんがやり、バラードだった曲がテンポのある曲に変身した。「ＳＫＩ ＴＶ」（フジテレビのエンディングテーマ）になって復活した。この曲はオリンピック選手の荻原次晴さんも気に入ってくれて、後日、お会いした。
青地さんの訃報で一気に、札幌冬季オリンピックへとタイムとリップさせられ、高熱の太陽が凍りついた。青地さんのご冥福をお祈りします
しかし、暑い夏はまだ続く。
