今回の甲子園で忘れてはならないのが、捕手の白川英樹くんも一人。
ライブドアニュースの記事によると
「その斉藤を陰で支えたのが捕手の白川英樹だ。予選前後から捕球が安定してきたというが、昨年まで斉藤の速球をポロポロこぼした監督泣かせ。実は白川捕手、小学生時代から武蔵野市立第二中学を通じて、ピッチャーだった。早稲田実業に入ってから、強肩を買われて捕手に転向したのだという。
野球をやれば投手は花形。子どもなら誰だって、「ピッチャーで4番」を願うものだ。白川にも投手としての意地があったろう。178センチ、74キロの体格は斉藤を上回る。だが彼はそれをガマンし、捕手の座に精進した。斉藤の豪速球も、驚異的な四死球の少なさも、ひとえに白川捕手の安定した捕球にあった。ピンチになったとき、気持ちを落ち着かせる言葉もかけたろう。熱戦を盛り上げたのは、“白川あっての斉藤”だった。」
ピッチャーというものは性格的にはやはり、ワンマンであり、目立ちたがり屋であることが、僕のアマとしての経験から理解しています。
僕の中学の時のエース菊池くんもいい意味でのこの投手性格の持ち主でありました。
監督がまったく練習に来ない人でしたので、監督兼主将の役割を担っていた僕は彼の性格を考え、どういう言葉をどういうタッチでアドバイスするかをいつも考慮していました。
ピッチャーはガラスの心臓でナイーブなのです
その菊池くんは昨年、残念ながら、病気と闘い、逝去しました。
ワンマンであり、目立ちたがり屋は投手の適正の性格なのであると思われます
早実の白川英樹くんは、ピッチャーから捕手への転向。 投げてから受けてである。
昔から捕手は「女房役」と表現されます。内助の功の役割の意味合いだと思います
ですから、、白川英樹くんにとってこの転向を余儀なくされたことは
「男性」から「女性」へという性転換手術を余儀なくされこと、同じことなのです
これをチームのために長年やっていた投手的気持ちのもち方から、捕手的世話女房の気持ちに
変換するということは「投手としてのプライドを封じ込める」、相当な気持ちの整理があったと推測されます
斉藤くんのワンバウンドを後逸しない捕手技術は転向捕手とは思えません。
僕がスポーツメーカー「ＮＩＫＥ」のＣＭクリエーターなら、「白川英樹くんのアザだらけであろう胸」を前面に押し出すＣＭを考えるかもしれません。
貴重な写真を掲載します。
駒大が甲子園の砂を拾っている写真。
負けた駒大の田中投手が仲間の方に優しく抱いて励ましている写真。
僕の 同級生の野球バカ（笑）Ｓくんが撮った生写真です
おだやかな戦いがすんだ夕暮れ近い甲子園。平和がそこにうたたねしています
