現在のロシアの内乱は軍事の素人のボクでも想像していたことでありますが、ラルフ ピーターズ という作家は誰よりも荒唐無稽の筋書きを小説とはいえ、考えていました。 当時、読み始めてバカバカしいとは思いながら、ダラダラ読み切ってしまったおバカ戦争小説

現在のロシアの内乱は軍事の素人のボクでも想像していたことでありますが、ラルフ ピーターズ という作家は誰よりも荒唐無稽の筋書きを小説とはいえ、考えていました。

当時、読み始めてバカバカしいとは思いながら、ダラダラ読み切ってしまったおバカ戦争小説。

このストーリーがおバカ過ぎて腹も立たない。

 

2020年・世界大戦〈上〉ロシア内戦勃発す

(1993年二見書房 ラルフ ピーターズ (著), Ralph Peters (原名), 青木 栄一 (翻訳))

 

上巻の要旨

西暦2020年、アフリカで発生した疫病が猛威をふるい、世界は混乱の極にあった。米国はかつての超大国の面影はなく、いまや日本だけがハイテク軍事国家として隆盛をきわめていた。そんな折り、ロシアで内乱が勃発し、日本はシベリアの地下資源を狙って、イスラム諸国とともに反乱軍支持にまわる。窮地に陥ったロシア首脳から救いを求められた米国大統領は、テイラー大佐率いる最新鋭ウォー・マシン配備の第7機動部隊をロシアに派遣することを決意する…。

 

下巻になると、またも、おバカな筋立てである。

西シベリア平原では、日・イスラム枢軸国軍と米・露連合軍の凄絶な戦闘が繰り広げられ、日本製ハイテク兵器の前に、ロシア軍は壊滅状態にあった。核兵器は2005年に全面撤廃されていたため、核による反撃はできない。いまや崩壊へと驀進するロシアの最後の望みは、米国陸軍第7機動部隊だけだった。司令官のジョン・テイラー大佐は、日本軍基地への奇襲攻撃を企てる。ついにノボル・カバタ将軍率いる日本軍との直接戦闘が開始されるのだ…。