丹波哲郎ここにあり!
Castle of Sand - 砂の器 1974 (TRAINS IN MOVIES #48) San'in Line 山陰本線 Tottori, Shinji,Izumo Minari St.
https://www.youtube.com/watch?v=S1HlYWTk5C8
松竹映画「砂の器」LPサウンド・トラックより 「宿命」作曲:菅野光亮 編曲:菅野光亮
まるでラフマニノフの曲のように素晴らしい楽曲。
芥川也寸志が作曲とよく誤解されがちですが、芥川也寸志はあくまで監修である。
捜査会議の丹波哲郎さんの力強い長台詞が迫ってくる(丹波さんは台詞を覚えてこないことは
有名だが、さすがにこのシーンは体に入れてきたと思われる。)
これだけ深刻で暗い映画を丹波哲郎の豪快なキャラクターと森田健作の明るいキャラクターがどれだけ
柔軟にさせていることか。
田舎の映画館で一瞬、顔を出す渥美清にほっとさせられることか。
これは<父と子供の物語>
毎年、カーネーションの「母の日」ばかりクローズがクローズアップされて、
【6月の第3日曜日】「父の日」がまるで光が当たらない。
映画やテレビドラマや舞台は母子もの人情噺がほとんど。
大袈裟に言えばこれは男女平等ではないのでは?上野千鶴子様。
米国のクリスマスの時期にはテレビ映画でフランク・キャプラ監督の不朽の名作「素晴らしき哉、人生!」
のクリスマス映画が必ず流れるという。
日本の父の日には毎年、「砂の器」をテレビ放送してほしいと勝手に願っております。