「日本の官能小説」永田守弘さん 著(朝日新書)

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「日本の官能小説」永田守弘さん 著(朝日新書)読了。
子供がガムを普通に買うJRのキオスクにもなぜか堂々と販売していた いる?官能小説。
オール読物などの月刊誌に載っている官能小説だが、映像がお膳立てされているアダルトビデオがあるにも関わらず、こういう本を読む人を真の小説読者とボクは思っている。
不景気な時は官能小説は売れるというがまさに、今がそうではないか?
もともと、戦後の闇市で売られていたエロ小説が原点らしいが、日本の官能小説を50年にも渡って研究していた永田守弘さんに取材しようと思っていたが、残念ながらこの4月に鬼籍に入られてしまった。
ちなみに芥川賞受賞作家の宇能鴻一郎さんも転向組でこういう表舞台の小説家からの転向者は官能小説家に多いのだ。