子供は親を選べない。
寒い日が続きます。
ボクは北海道育ですが、冬でも小学生男子たちは半ズボンをはかされました。
なぜ、親たちは半ズボンを男の子たちに強要したのでしょうか?
自分は寒いという理由と半ズボンは格好悪いと思い、親に拝み倒して長ズボンを低学年からはかせてもらいました。
東京はそれよりはるかに温暖ですが、それでも冬に半ズボンをはかせられる小学生男子には同情します。
霊峰あらたかな富士山を見るにつけ、いつも、どんな親を持つかで、苦行を強いられるのだなあと子供に同情します。
もし、富士山登頂に熱意を燃やす親の元に生まれた場合、「おい、富士山登るぞ!」と、親が子供を
善意で誘うのはごく自然なことです。
しかし、その子がボクのように瞬発力はあっても、持久力のないタイプだった場合、地獄の山登りが
待ち受け、親の命令を拒絶できません。
同じように、ジェットコースター好きの子供思いの親がいて、「一緒に乗るぞ!」と自分が高所恐怖症とまだ知らずいる幼児が乗せられるはめになっていることは想像がつきます
これはもはや、ホラーです。
自分の場合、父が函館のスピードスケート連盟の会長をやっていたため、
小学生の時、冬は毎日、朝5時半起こされ、スケート場でスピードスケートの練習を強いられました。
お陰で函館では小学生の部門ではタイムがトップでした。
しかし、人一倍寒がりのため、起きるのが死ぬほどつらく、
学校に行くと朝練の疲労のため、授業中、船をこぐしまつ。
なんとか親の誠意に報いるというのは荒修行です。