「木嶋佳苗裁判」全傍聴記 佐野眞一著

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正月にg2vol10(講談社MOOK)2012年5月1日号を取り寄せ、

木嶋佳苗裁判」全傍聴記 佐野眞一著を

読みました。

木嶋佳苗関係のそれまでの本や週刊誌では書かれなかった事実が

明らかになりました。

ボクが興味を持った点を箇条書きにします

 

◯佳苗被告が小学生の頃について佐野氏は祖父にインタビューしている。

佳苗被告の母が医師の奥さんに音楽をならっていて、佳苗はその家の預金通帳を

盗んだことがあった。

小銭ではなく、預金通帳である。これは表沙汰にされなかった。

 

◯亡くなったKさんの母親の証言

「息子は千代田区神田の生まれ ずっと千代田区で育ちました。23区の人間が練炭を使うという

発想はなかなかないかと思います。その発想は北の人が考えることかなと」

佳苗被告が練炭一酸化炭素中毒死させたのに僕は引っかかっていた。

佳苗被告は北海道別海町、ボクも北海道函館出身なので練炭に馴染みがある。

 

佳苗被告はル・コルドン・ブルーという料理学校の学費を被害者に立て替えさせていた

 

◯佳苗被告はヤマハのピアノ教師をしていた 父親は弁護士という嘘をついていた

 

◯お父さんはどこに住んでいるのか?という質問に「湯河原です」とか佳苗、

 

父は北海道別海町に住んでいて、その時すでに、2005年知床半島を走行中、交通事故をおこし、

オーホーツクに転落する謎の死を遂げている

 

佳苗被告は睡眠薬はすり鉢で粉状にして所持し、ラブホテルでCoffeeに混ぜたりして被害者に飲ませた

被害者の中には睡眠薬を飲ませられたにもかかわらず、突発性記憶喪失の治療をしないと佳苗を

幸せにできないと思った被害者もいた 手作りチョコレートに睡眠薬を混ぜたこともあった

 

◯佳苗被告は被害者のお金でベンツを購入。

ナンバーは1127。

これは11月27日生まれの佳苗被告の誕生日。

被害者の一人Tさんが佳苗に最後に渡した金が1027万円なのだ

 

◯ある被害者の中には彼の待ち受け画面に佳苗被告の胸元が大きく開いた写真が映っていた

 

◯佳苗被告は渋谷で愛人クラブに入り、複数の男性と関係を持っていた その時の月収150万円。その後、池袋のデートクラブで3から5万もらっていた(本人証言)

◯4度記憶喪失にされた被害者もいた

◯佳苗被告の犯罪生活の出発点になる松戸市の被害者は肉体関係もなく、1億援助してもらったと佳苗は証言している

佳苗被告は殺人だけでく、詐欺、詐欺未遂、窃盗をいくつも犯している。

正直、犯行が巧妙ではなく、むしろ単純すぎる。

佳苗被告の犯行を整理だてが難しい。

仮りに、動機は金が欲しかったとしても、多大な借金をしているわけではない。