ウッチャンに貸しままのヒッチコック・トリュフォー

「定本 映画術

」を映画化した『ヒッチコックトリュフォー』DVD鑑賞。映画はヒッチコック、小説は松本清張をよく見直し、読み直しをするがどちらもミステリーであることが共通している。
「定本 映画術 ヒッチコックトリュフォー」は出版された当初、高価で電話帳以上に厚い本だったが、迷いもなく買った。名著である。
その後、ブレークする以前で映画を撮りたいと言っていたウッチャンナンチャンの内村に貸してあげた。(その後、本当に彼は映画を監督する)しかし、それ以降、一向に返却されず、彼らがブレークして冠番組ウッチャン・ナンチャン with SHA.LA.LA.(1990年4月 - 1992年6月、日本テレビ系)」をやった時に作家だったボクは「貸したままで一向にものを返さない芸人を告訴し、返還させよう」という企画を考え、被害者のボクが自らテレビで訴え、内村が謝罪するというコーナーをやった。
内村は番組で謝ってといて、20年近く経っているのにまだ、本は返却されず、ボクの書棚のスペースはその部分が空白のままだ。
さて、映画化した『ヒッチコックトリュフォー』だが、実際にインタビューした音源が残っているので驚いた。(当たり前か)
まず、トリュフォーヒッチコックに全てを聞きたいという手紙を書き、ヒッチコックから「トリュフォーさん 涙が出るほどうれしい」と返事が来ることから始まる。すでに感動的だ。
毎日8時間お昼ご飯を食べている時もインタビューしたという。
正直、映画の前半はダレる。
「めまい」の映画術のところから、ごらんになることをお薦め。そこからはわくわくする。
ピーター・ボグダノヴィッチから、マーティン・スコセッシ黒沢清監督まで取材で出演。
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