「ラーメンと愛国」読了


特にラーメンが好きではないのですが、「ラーメンと愛国」(速水健朗さん著) 遅ればせながら、気になっていて読了
 渡る世間は鬼ばかりの五月(泉ピン子)はラーメン屋さんに嫁ぐ。「ふぞろいの林檎たち」の柳沢慎吾さんの実家もラーメン屋さんという設定。「ガラスの仮面」の北島マヤは、母と横浜中華街のラーメン屋さんの二階に住み込む。松本零士の「男おいどん」は主人公は近所の「紅楽園」のラーメンライスが好物。
 このように、70年代以前の重要なテレビドラマや漫画でのラーメン屋さんは、庶民的家族的な記号的役割を果たしていたという。
 それに比べて、現在のラーメン屋さんは作務衣などを着たりしていることが多いが、なぜか印象が修行僧というよりか、 元ヤンキー的な男衆感と随分と変化してきた感じがします。
 そして、ラーメンに関して、面白い事実が、1971年の「浅間山荘事件」で機動隊はカップヌードルを食べていたそうだ。その映像が映り、ブレークするキッカケになったとか?これがキッカケとはちょっと、信じがたいが。
 ベトナム戦争では南ベトナム兵がチキンラーメンを食べたという説もあるとか。
 さらに、喜多方ラーメン木久蔵ラーメンでお馴染み林家木久扇師匠がテレビ番組で紹介したのが発端だとか。