生プロ野球選手などなど

米証券大手リーマン・ブラザーズの経営破綻で、段ボールに所持品を入れて、外に持ち出す社員の様子がニュースで流れていました。
 破綻した山一証券の社員たちの様子とエライ違いだと思いました。何か余裕さえ感じられる。違和感を感じました。察することがありますが、確証がないので書きませんが。

 自民党の総裁選がいろいろ言われています。
最後のサプライズ!
それは小泉再登場ではなく、中曽根康弘さん、再登場です
引退しているというか、小泉さんにさせられたので、現実には難しいであろうが。
矍鑠(かくしゃく)としているとはこの人のことだ。
短期政権と言われるなら、まずはこの御大につないで
いただいては、どうであろう。
まんざら、冗談で言っているのではないのだが

さて、いって来ました。
試合は九月13日の巨人対ヤクルト
ネット裏で巨人ファン二人と観戦。
クーラーが聞いているが満席だとこれが結構暑い
同行したタッキーくんの話だと、野外の球場の方がかえって風があり涼しいとか。同行Kくんは筋金入りの巨人ファンだが、暑さのせいで途中、舟を漕いでいた。
 乱打戦が続き、とりあえず、今日は同行二人が巨人ファンなので、巨人を応援。試合後「植竹さん、結構、今日、打ってましたね」とタッキーに指摘される。
 そう、自分はいちいち、投手が投げる前にかまえ、投げると、手首を返し売っていたみたいだ。こういう風に自分がやっているつもりで見るのが僕流。これは元野球部だったからだ。
 プロ野球通の大滝詠一さんも家で相撲を見る時は星一徹のごとくちゃぶ台返しをしながら、一緒に相撲を取っていたとか
 今回の試合後、わけもなく自分が疲れていたのはそのためだ。「う!」とかしょっちゅう、気合いを入れてたので、声も枯れていた。
 
そして、発見した。巨人オタクたち!
客席で太鼓と一緒に応援している人たちではない。
客席から一旦出たトイレとか売店にある一周する通路のあるテレビモニーターを見上げて、みんなで茶話会風に見てお話しているのだ。確かにネット裏で見るより、モニターで見る方が選手の顔とか明確に見える。でも、誰かの家に集まって見ればいいのにと思うが、あの場まで赴き、スタンドの応援の声に囲まれて集まって見る事が意味があるのだろう。彼らの輪の後方で黙って聞き耳を立てていた。写メールの見せ合いをしていた。選手とのツーショットの写真。しかし、オタクくん自身は映っていない。女子と選手のツーショット。一体、どういう意味なのだ?

 今回、久々に生で野球選手を見て思った。
この人らは大変な仕事をしている。
 巨大なドームの中で、動く彼らは見世物小屋の芸人さんに見えた。無言の芸人さん。しかし、そのプレイは素人は絶対出来ない。人前にさらし、野次られ、プレイする。
 例えば、サラリーマンのお父さんの惨めな姿は家族は見ないですむ。どんなに仕事ができないオヤジでも、家族の者はその事実を知らなくてすむ。仕事のできる父幻想や夫幻想が定年まで続くのだ。そして、そのオヤジらは球場に赴き、憂さを選手を野次ってはらす。この仕事、割に合わない仕事ではないか。
 プロ野球年棒が高過ぎるとよく、市民は愚痴る。
高くて当然じゃないだろうか、あんなに孤独で、惨めで、結果をさらされる中で仕事をしている精神的報酬として当たり前だ。もちろん、肉体消費代としても。
 プロ野球選手はモテるのは当たり前だと思った。肉体が我々のように柔ではない。巨人の谷選手も本物を見ると、格好いい。
 四の五の言わない男が女が惚れるのは道理だ
悔しくても黙って見ててやろうじゃないか。
フライデーなんかしないで、好きにさせてあげてやって欲しい
選手生活なんて下手すりゃ、5年以下だったりするわけだ
 自分があれだけの身体能力があったら選手になるかといわれたら、恐らくならないと、答える。
 毎日、野球をやって暮らす。単純だが、このことに頭下がる。
昼12時頃、球場に出向き、練習し、夜は試合。まっすぐ帰ったって深夜12時。もちろん、移動が毎週ある。
 本当に彼らは野球が好きな素晴らしき野球馬鹿なのだと思う。

 

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