大学の落語研究会が危機

ご報告ですがこれは仮のブログでありまして、今後、ホームページへと近々に移動することがございます。そのときはご連絡しますのでよろしく

僕は法政大学落語研究会出身なんですが、先輩の足立さんの話によるといまや、落語研究会の人数は数えるばかりで、「コントサークル」が100人以上の人数で入会しているというのです。
明らかにテレビのお笑いブームが原因でしょう。
しかも、演者とコント作家とに分業されているというのです。
コント作家というのは僕の本業と重なりあっているわけで、
笑いが完璧にテレビのものになっているわけです
もっとも今の放送作家のほとんどがネタやコントというものを書いたことがないと思われますが、僕はは伊東四郎さんから、とんねるずまで、コントをかいてきました。どんな芸人でも対応できるのも放送作家の力量です。
 放送作家になりたい人、しかもネタを書きたい人はは絶対、演じた経験があるべきだと思います。
 舞台に立ったことがない人には絶対に、その空気とか、怖さが体で習得されていないので、机上の創作でしかないのです
 僕自身、昔、よく素人の頃、テレビや舞台に上がっていたのはその空気をつかむためなのです。そのため、よく別の作家に芸人崩れと揶揄された経験があります。彼らは芸というものの怖さを知らないのです。さらに芸人に対する見下した感じが当時あり、その芸人からスライドしてさらに落ちた奴みたいな烙印を押されました。芸人に対しても僕に対しても見下した言い回しが腹立たしかった気がしました。
 倉本聡さんも三谷幸喜くんらもみんな舞台に上がった経験があります。演出家だってそうでしょう。ロンハワードの演出を見ても、その細かさは元役者だからです。映画スターが後に監督になれるのはこの論理です。
 話が飛びましたが、落語研究会が危機です。ちまたでは落語ブームといっておりますが、いえいえ、お笑い芸人ブームなのであります