ミュージカル映画「マンマミーア」を初めて見ていますが、最初からテンション高すぎの台詞と歌のミュージカル演出に辟易。
外国映画なのに、外国のミュージカルのオーバーアクションの真似をしているみたいで、パロディミュージカル映画に見えます
そもそも使われている曲がABBA。
ABBAの「ダンシング・クイーン」はいい曲でとても好きですが、他の曲が日本の出来のちょっと悪い歌謡曲みたいで。
日本人に受けたわけはメロディに歌謡曲臭がしたからだと思います
ABBAは夫婦二組のグループ。日本ならダ・カーポを二組合わせたようなグループで歌っているようなグループ。
夫婦のどちらかの男性は作詞作曲して貢献しているのだが、夫たちはなんとなく<ヒモ感>を感じていた。
但し、女性ボーカル二人の中では髪の長いアイネッタ・フェルツクグの方がグラビアとしては好きでしたw
脇へそれるが、ABBAの一番の興味は歴史的意味でショートカットの女性ボーカリストのアンニ=フリッド・リングスタッドの方でした。
アンニ=フリッド・リングスタッドに関してウイキペディアによると、<フリッドは父はナチスの軍曹、母はノルウェー人のシニ・リングスタッド(1926年 - 1947年)。ナチス・ドイツ統治下のノルウェーでは、レーベンスボルン計画の一環として、ドイツ人男性とノルウェー人女性の性交渉を奨励しており、フリーダはその結果生まれた子供の一人だった・・・戦後、ナチス・ドイツの協力者の多くは弾圧にさらされたがフリッドは母とスウェーデンに移住。母はフリッドが二歳の時亡くなる>
ノルウェーは第二次世界大戦中、親独政権である国民連合の党首ヴィドクン・クヴィスリングを首相とする傀儡政権だった。
「ダンシング・クイーン」のメロディのあの明るさと対照的な生い立ちである。
さてさて、それはそれ、これはこれ。
この映画をどこまで見続けられるのかすでに心配です。