今回の騒がれている日野皓正さんの騒ぎ?
テレビのコメンテーターの多くが、今に始まったわけではありませんが、 果たして自分にとって、この意見は損か得かで判断する<保身型人間>の集まりであることが露呈されたことです
すでに、いくつかのOUTなコメンテーターの傾向が分けられます
1 暴力をふるったのは良くないという紋切り型。
事件が起こった経緯を度外視し、自分がバッシングされることを
瞬時に、用心して、言い放つコメンテーター。最後に自分の強い意見であることを
ぼやかすために「いかがなものか」と自分の当事者性を薄め、俯瞰から物をみている
ごとき上目線のコメンテーター。
2 事件の発端は「中学生のやったことだから」と、日野皓正さん=大人 のくせに
大人気ないという構図で話すコメンテーター
3 日野皓正さんに刃向かった中学生は将来の大物だと、武勇伝のように最後にほめ讃えて、
苦しいオチをつけるコメンテーター
僕は事件をちょっと違った視点で考えてみました。
今回のライブのチケットは大人3500円で学生が確か、2500円?という
立派な興行であります。
これはビジネスです。
古い例えですが、中学生どころか、マイケルジャクソンはジャクソンズ時代は小学生
でした 日本においても、過去に舞台興行をやった歌手やアイドルにはいくらでも中学生が
おりました
日野皓正さんはプロの音楽家です。お客様からチケット代を払って見に来てくださる
お客さんの気持ちを慮るのは当然です
下手なものは見せられないという気持ち。
仮りにその中学生が出演料をもらっていなくても、お客様は遠いところからわざわざ来ているかもしれない、そして、チケット代を払っている。
この時点で出演料をもらう、もらわないは舞台に立つものにとってはプロアマ関係ないことです。<舞台に穴開ける>ということはこういうことだと想います
それともうひとつはビッグバンドとして、他のドラマーのソロの時間も無視してしまうという
ルール違反を犯して、他のドラマーの晴れの舞台の時間を奪いとったという事実。
昨日、ワールドカップ予選の決勝がありましたが、一人の選手が味方にパスを渡さず、ドリブルだけで試合を続けることと、同じことです
「小沢征爾さんが同じことをされたら、どう思うのでしょうね」
と、事件後、インタビューに答えた日野皓正さんの最後の一言が正鵠を射った発言でした。
世界の小沢という、しかも クラシック界の<権威>に対して、メディアやコメンテーターは同
様の反応をするのでしょうか?