最近、鹿島茂さんの本の中の話で、苦笑してしまったのが、連続殺人犯大久保清がベレー帽とルパシカを着て、女子の気を惹くために、マツダ・ロータリークーペに置いてあったのが、柴田翔の「されどわれらが日々」と埴谷雄高の「死霊」だったという嘘のような本当の話。インテリが当時はモテるという、まことしやかな幻想が確かにあった。
ナンパ師というのも時代に寄り添わないといけないわけで、雑誌ポパイ文化が流行していたナンパ師丘サーファー全盛期に突如、この大久保氏のようなナンパ師がタイムスリップし、丘サーファーVSベレー帽ルパシカのナンパ師対決する物語はどうだろう?
気温が暑いと変なことをまじめに考えてしまう