再び!完全版 平凡パンチの三島由紀夫

sugarbabe492012-11-18

昨年、(2011年11月20日椎根和のラジカントロプス2.0(ラジオ日本)で特集した「平凡パンチ三島由紀夫」ですが、絶版になっていた単行本がこの度、うれしいことに

再度、出版された。美智子皇后と三島さんのお見合い、三島由紀夫さんと司馬遼太郎さんの確執、戦争に美学を感じていた戦士体験のない三島を戦車隊の一兵卒だった司馬遼太郎は一喝する。鬼才と評された唐の詩人李賀の三島と司馬遼太郎の共通した引用など(椎根さんに電話して確認したら大宅壮一が司会のこの鼎談は三島の全集には入ってない)など、新たな書下ろし100数ページを補完。一水会名誉顧問の鈴木邦男さんとの対談などあり。
  今年は一度、出版が中断していたシリーズの本「文学賞メッタ斬り」が僕の企画司会担当したラジカントロプス2.0(ラジオ日本)のシリーズ文学賞メッタ斬りSPの放送が「文学賞メッタ斬り! ファイナル」として出版化され、ラジカントロプス2.0で放送すると出版されるという偶然が続いていてありがたいことだ。
 新品や新人だけが新鮮なのではない。過去の作品にもう一度掘り起こして、現代に通ずるものがある。それを考古学者や民俗学者のように掘り起こせたらと、思っている。