文学賞メッタ斬り!ファイナル までの道程

文学賞メッタ斬り!ファイナル 大森 望 (著), 豊崎 由美 (著)がついに刊行された。
とても考え深いものがある。
実はこの本は僕が進行している文学賞メッタ斬り(ラジオ日本)の書籍化でもあるからだ。
 そもそも、ここにいたったのは大森望豊崎由美両氏の2007年のイベント。聞き手:佐々木敦トークショー文学賞メッタ斬り! 言えないことはありません編」
青山ブックセンターで6月17日を僕が見に行ったことから始まる。足掛け、実は5年の歳月が立っている
 http://d.hatena.ne.jp/sugarbabe49/20070617

そして、翌2008年紀伊国屋ホールの文学賞メッタ斬りに僕が押し掛け、両氏にラジオ出演を直談判し、この本の助走が始まった
http://d.hatena.ne.jp/sugarbabe49/20080224
 このあたりの流れがあり、今回の書籍化と相成った。
 昭和60年代函館の田舎の高校生で東京から三田文学まで取り寄せていて読んでいた自分。70年代は三島由紀夫の初版に小遣いを使い果たした自分。自分で言うのは何だが、相当な文芸バカぶりだった。
 それが2000年代になってひょんなことから、芥川賞直木賞と異質ではあるが、こういう関わり方をするとは夢にも思わなかった。
 何よりも、最初にテレビのミステリーチャンネルで大森望豊崎由美両氏という逸材を発見し、なんだか面倒くさそうな二人だな?(笑)と思ったが、イベントに行き、お近づきになっていたことが無駄にならなかった。
 とにかく、小説好きにとってはただただおもしろい本!
 直木賞受賞作家・道尾秀介芥川賞受賞作家・円城塔との「受賞直後鼎談」。
批評家・東浩紀佐々木敦との座談会「文学賞対策委員会」など文学ファンは一家に一冊のおすすめです