政治もそうですが、テレビドラマにおけるねじれ現象

漫画の原作のテレビドラマがとても多い。すでにヒットしている漫画であれば、それを取り上げることで、相当の数の読者が見てくれるし、ある程度、ヒットが見込まれることが要因らしい。詳しくはわかりません。
 山田太一さんんがおっしゃっていた。
「漫画が原作のドラマは演技が漫画のような演技になって演技が過剰になっている」というような内容だったと思う。すでに「人間ドラマ」ではないということである。かも?
 僕は漫画が原作のテレビドラマは
 「見ていて、ちょっと恥ずかしくなる感覚」あります
 思い出した。
 岡崎友紀 さん、石立鉄男さんの「おくさまは18歳」!(1970年9月29日から1971年9月28日までTBS系列で全53回が放送された)
 これも見ていて、失礼ながら相当、恥ずかしくなった。
 もしかして、と、思って調べたら、あちゃー、やはり大映テレビだった。
 そうか 致し方ない。
 これは「大映テレビの文体」なのだから。
今、Wikipediaで調べてわかったのですが、
このドラマ、本村三四子(‐みよこ)さん作の少女漫画が原作。あらすじは
舞台はアメリカのカレッジ「スイートピー学園」。青年教師のリッキー・ネルソンと女学生のリンダ・ネルソンは結婚している事を隠して学園生活を送っているが、次々に事件に巻き込まれ、秘密がばれそうになると言うもの。
 そうかあ、漫画が原作である上に、しかも設定が「アメリカかい!」(笑)
これは見ていて二重のしばり。しかも、それに「大映テレビの文体」のひねりがはいる。
 岡崎友紀 さん、石立鉄男さんの演技が正直、当時、とても抵抗がありました。しかし、とても人気ドラマだったので、そう考える少数派の不安がずっとまとわりついてました、今まで。
 でも、僕の違和感って、そんなに変でなかったんだと、今、思いました(笑)