大好きな野球

「大好きな野球」と書かれた湯飲み茶碗を買いました。
  王貞治さんの「王貞治展」(日本橋三越新館)で買ってきたものです
 「大好きな野球」というコピーは王さんが考えたコピーだったとしたら、素晴らしい一言だと思います。仮にプロのコピーライターが考えたとしても、いいコピーだと思います
 相田みつおの書いた色紙(笑)の言葉より、心に届きました。 
 長嶋さんの陰でずっと辛抱していて、世界一の監督になった王さん。名実ともにこれで「世界の王」になったのでした。
 漏れ聞こえる情報では、そのことを機に、長嶋さんがJAPANのユニフォームを再び、着たがっていると聞きます。星野JAPANに対して、闘志を抱いているという噂を聞きます。それが最近、マスコミの前に長嶋さんが出てきているという証拠らしいのです。そのことがリハビリのキッカケになればいいことだと思います。

 王さんのバットが展示してありました。
 もっと世界一のバットは巨大な極太なバットと思っていたら、とても細く軽そうなバットでした。グリップなんて子供の腕の骨の細さくらいしかありません。
 あんなに華奢なバットで川崎球場の場外ホームランをガンガン打っていたなんて信じられません。そのボールが学生の下宿に飛びこんできたというのは有名な話。
 昭和30年代、王が登場して以来、ぼくら野球少年はみんな片足を上げるのが当たり前になり、長嶋の片手取りを真似しました。
 荒川コーチ一本足打法の訓練を受けた名刀も展示してありました。
 客の平均年齢65歳くらい。
 碁会所みたいになっていました。
 誘われるように、気づいたらこの場所に昼真っから足を伸ばしている自分にハッとしておどかされました。
 イスラム教信者がメッカ巡礼するみたいな感覚でありました。