「点と線」 松本清張

新シリーズ
「ある日 あの時、愛しき松本清張
東京駅の13番線プラットフォームに立つ清張」
この写真、ちょっとカッコウつけている清張が好きだ

小説「点と線」
料亭「小雪」の女中2人と、東京駅の13番線プラットフォームで見送られていた機械工具商会を経営する安田辰郎。この3人は、向かいの15番線プラットフォームに、同じく「小雪」で働くお時が××省の課長補佐佐山と夜行特急列車「あさかぜ」に乗り込むところを見つける。
だが数日後、お時とそ佐山は、香椎の海岸で情死体となって発見された。
東京駅で13番線プラットフォームから15番線プラットフォームが見えるのは、1日の中で17時57分から18時01分のわずか4分間しかないことを突き止め、このアリバイを犯人が利用したのがわかるのが捜査の決め手となる。

汚職事件がテーマで部下が罪を被される「点と線」の小説は森友文書改ざんで公務災害で自死なさった近畿財務局の職員、赤木俊夫さんの事件がどうしてもオーバーラップして見えてくる。清張映画で好きなベスト4「点と線」「0の焦点」「砂の器」「張り込み」