いつも流し読みしています。
特に五木先生の生き方を学ぼうとしているわけではない。
それゆえ流し読みになります。
が、ここ10年、五木先生のエッセイのネタがつらい。
当たり前のことである。
五木先生も90歳。
昔みたいに世界中を放浪するような体力はなく、半径3メートル
以内のことを書いているのだから。
手も髪の毛も洗わないという五木先生だったが、さすがに
この歳になったら洗うようになったという。
若い頃、いろんな女優さんと浮名を流した先生だが、
かなり不潔な身体をしていたのにモテたのは五木マジックだ。
五木先生の最近のエッセイのネタは他の作家と違わず、<健康>である。
10年前までは夜中に小説を書き、寝るのは朝6時の生活の不規則な生活も今は
夜に寝て、朝は早く起きる生活に戻った。
五木先生は前立腺が肥大しているのだという。
とにかく、頑丈な五木先生がさすがに体の弱音を年相応に吐くのは
やっとこちら側の方に近づいてきたかと思うとうれしいものだ。
ところで、50年くらい前に飲尿健康法が流行ったが、当時、文壇でも
かなり信捧者がいたそうだ。
吉行淳之介さんがそうだったという。
米原 万里さんがご存命だったら、このロシアVSウクラナイ戦争について 是非、お聴きしたところだが、
早稲田大学露文科中退の五木先生はロシアに若い頃、大いなる興味の対象であった。
一体、五木先生はどう思っているのか?
ご意見を聞きたいものである。