夏への扉「芥川賞」

sugarbabe492010-01-23

 

芥川賞受賞というのは1970年の高校時代、函館の田舎の高校生であった僕には、都会への「夏への扉」でした。そこそこの文学少年であったので、文芸誌の文藝とか文学界とか購読してました。慶応大学の同人誌「三田文学」なんて、一丁前に本屋さんで取り寄せてもらったり。おそらく、文藝評論家江藤淳さんに興味があったからだと思います。
 坂口安吾の有名な原稿のくずだらけの写真を模写して、椅子のある机から、
床に置く机に替えて、勉強することにしました。
 吉行淳之介とか遠藤周作安岡章太郎さんらの第三の新人という芥川賞友達サークルがとても、楽しそうで、そんな輪があるなら、入ってみたいなあと思いました。
 高三の時、北海道新聞社主催の有島武郎賞に「鼻」という作品で応募し、佳作入選し、自分の名前が翌日の新聞に載った時は、芥川賞はもう近くまで来ていると、大いなる勘違いしました(笑)
 それが数年後、文学ではなく「コント」を量産して、お笑いを生業にするなんて、考えてもいませんでした。
 1月23日深夜12時よりラジカントロプス2.0の文学賞メッタ斬り2週連続でお送りします。今週は芥川賞http://www.jorf.co.jp/PROGRAM/radio.phpをお送りします
 ご出演はSF翻訳家、書評家の大森望さんと書評家の豊崎由美さん、そして、僕。SF翻訳家、書評家の大森望さんと書評家の豊崎由美さんとの、そもそも出逢いは2007年のブログhttp://d.hatena.ne.jp/sugarbabe49/20070617に書きました