滅私奉公の高校生ドラフト

駒大苫小牧の田中選手が楽天に指名されました。ソフトバンクの単独1巡目指名が濃厚と見られていた八重山商工大嶺祐太投手(18)をロッテが強行指名。ボビー・バレンタイン監督(56)がくじを引き当てたものの、“相思相愛”の仲を引き裂かれた大嶺は会見で涙。しかし、どうして、高校生はイマダニ、球団を選択する権利がないのでしょうか?
職業選択の自由という最も根本的な民主主義が日本のドラフトの世界にはありません。
心の中で別の球団に行きたいと仮に思っていても、絶対に表情には出せません。「選んでいただいたのだから、有難く思いなさい」というまるで、滅私奉公のような前近代的なシステムです。
1965年に生まれた制度らしいですが、自由競争で財力のある球団にだけ、いい選手が集まってしまうという不均衡、不平等を是正するための規則。
高校生の選手に対する不平等、不自由のシステムばかりが、印象としては目立ち。毎回、発表を見るたびに心が痛みます。
何かいい改善方法はないのでしょうか?