オムライス

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オムライスが無性に食べたい。
デミグラスソースがかけてあるのではなくて、
ケチャップがかかっているオムライス。
何十年も前から卵が半熟になっているのがしまらない。
たいめいけん伊丹十三タンポポオムライスが引き金になっているのだと思うが?この店が映画の撮影協力)...
卵はなるべく薄焼きなのがいい。
浅草の洋食ヨシカミのオムライスが希望に近いが、それでもまだ、卵焼きが厚い。たいめいけんは卵を昔は4個で今、2個使っている。
卵焼きとケチャップライスの噛んだ時の時間差が極力、短いのが好きなのかも。
大阪の老舗「明治軒」には串カツ付きという過剰メニューがある。いかにも大阪らしい。
たいめいけんといえばオムライスだが、昔の定番にはラーメンも入っていた(ここは受け売りの知識)。
マヨネーズも好きだがケチャップも大した発明だ

 

野村克也監督 松村邦洋

野村克也さん訃報。
「野村ノート」に始まり、数々の著書は常に論理的な解釈で、なるほどと、思わせる中身だった。
昨今の自己啓発本的な5分で読了できる薄っぺらい中身ではなかった。
多作でもあり、ネタ切れしないのもすごいと思っていた。
マスコミ向けに、長嶋さんをひまわりに例え、自分を対照的に月見草に例えたり、恐妻家という位置付けるのも、頭のいい人だと思った。
 
何より、悲しんでいるのは松村邦洋くんではないだろうか。
毎年、ラジカントロプス2.0(ラジオ日本)でボクが野村監督に扮する松村くんの野村邸に有名人お宅訪問をするというアドリブコントが定番だった。
松村邦洋のラジカントロプス2.0 
※スポーツニュースTBS「S☆1」では野村さんがご高齢の
ため、コメントがシドロモドロになっても出演させ続けたのも番組スタッフの英断だと思いました

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カーク・ダグラス自伝

先日、亡くなったカークダグラス。
歴史スペクタクル映画が好きだったので「スパルタカス」主演のカークダグラスが印象的だった。
こんなイカツイ顔をした俳優は日本にはいないのも、画面に引きつけらた原因だった。
スタンリーキューブリックを育てた映像学校も設立。
共に「スパルタカス」などの映画制作をしてアメリカ映画に多大に貢献していることも忘れては
ならない。
カーク・ダグラスの自伝が出ているが、映画界のゴシップや愚痴が書かれているという。
値段が日本円で一冊15000円と高値がついている。
早く文庫化してほしい
カーク・ダグラス自伝〜くず屋の息子〜
翻訳 金丸 美南子
 

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『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」

スウェーデン版映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女
デヴィッド・フィンチャー監督の「ドラゴン・タトゥーの女」共に面白く、正月からスティーグ・ラーソンエヴァ・ガブリエルソン共作の原作(翻訳 ヘレンハルメ美穂 岩澤雅利)を読みだしたが、まだ、上巻が読み終わらない。
何しろ、登場人物が50人くらい出てくるので人物把握が大変だ。
8000万部世界で売れたと書いてあったが、よっぽど世界中には記憶力のある人がいるんだなあ。信じられない。
某小デブでチビの作詞家が帯の文で「1ページ目から引き込まれていく」と(とんでもな一頁目はなんの展開もなく、文章もフツー)、間違いなく読んでもいないのに金のために推薦分を書いているのが腹が立つ。
いよいよ、面白くなってくるのは290頁目以降だ。
上巻では、映画では最初から全面的に登場する女性調査員のリスペット・サランデルがほとんど登場しない。

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こんにちは赤ちゃん

梓みちよさんが一月29日没。76歳。
梓みちよさんが歌った「こんにちは赤ちゃん」1963年のレコード大賞受賞曲。(この頃まではレコード大賞は真っ当であり、権威があった)
敗れたのは舟木一夫さんの「高校三年生」。
作曲家遠藤実先生は悔しくて、坊主になったそうだ。
この年、他部門ではフランク永井さんの「赤ちゃんは王様だ」、
野坂昭如さん作詞の「おもちゃのチャチャチャ」と赤ちゃんっぽい歌がノミネートされている。
少子化の今では考えられないノミネートだ。
「こんにちは赤ちゃん」は赤ちゃんが生まれた作曲家中村八大さんに作詞家永六輔さんが贈った歌。
19歳だった梓みちよさんが歌った。
この歌唱が母親のような母性を感じさせるほど上手かった。
この歌は理想的家族像を思い描かしてくれた。
実はこの歌、そもそも生まれてくる赤ちゃんへの父親の心情を歌ったもの。
永六輔さんが歌う「 パパの心情版 こんにちは赤ちゃん
https://www.youtube.com/watch?v=SgwW2rv4Y5I
※ちなみにボクは田辺靖雄さんと梓みちよさんのカバー「ヘイ・
ポーラ」がポールとポーラが歌った原曲より、好きでした
https://www.youtube.com/watch?v=4wDNYm-JN7U

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日活アクションの華麗な世界( 渡辺武信 )

日活アクションの星 宍戸錠さんが逝ってしまった。
強がって洒脱だった人だけに悲しい。
子供の頃から小林旭派ではなく、宍戸さん派だった。
子供ながらにそれが小さな正義感だと思っていた。
米国戦争ドラマ・コンバットのヴィックモロー軍曹の大ファンだったが、同時にやっつけられるドイツ軍にも同情していた。
昔から敵役に加担する習性が自分にはあった。
1981年刊行の日活アクションの華麗な世界( 渡辺武信 )が

無国籍映画・日活アクション映画のプロレス的寛容な見方の
お手本。
大瀧詠一さんの小林旭さんや宍戸錠さんの再評価の仕方は
この本がガイドになったと思う。
渡辺武信 さんは高名な建築家。
しかし、こんな本まで書き、これが言っちゃなんだけど、十分、笑える本だ。
渡辺さんは詩人の顔もあり、作詞家の松本隆さんも傾倒したほどの詩人である。

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大原真美さんVSAI美空ひばり

大昔、上岡龍太郎さんの特番で、美空ひばりさんのモノマネそっくりさんをブラジルの日系人の皆さんの前でコンサートをする企画を僕は考え、行ったことがありました。
 美空ひばりさんのモノマネ日本一の大原真美さんをお連れして、
ブラジルのサンパウロまで二人で旅。番組スタッフと合流しました。
 そして、本番。
 実物を見たとしても映画でしかないブラジルの日系人のお年寄りの方が、大原真美さんの歌にボロボロ涙流し、故郷日本を思い出している光景に驚きました。
 大原真美さんは美空さんのモノマネ日本一で、決して本物ではないのです。
 昨年末の紅白歌合戦をVTRに撮っていたのでやっと見ました。
「AI美空ひばり」の新曲を見て、オゾマシイと思いました。
AI否定論者ではありませんが、まだ、この企画を
AIでやるにはまだ、技術が追いついてない、勇み足だと思いました。
 大原真美さんより、「AI美空ひばり」は見た目や声は似ているのかもしれません。
 それでは、「AI美空ひばり

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」の何が大原さんより劣るのかというと、<仏造って魂入れず>です。

 大原さんは美空さんに惚れてます。(大原さんは美空さん公認のモノマネさんです)
歌の気持ちの入り方が違います。
 同じフェイクですが、そこが違うのです。
 淡谷のり子さんが「歌は心よ」と言ってましたね。
 
 昨日、山下達郎のサンデーソングブックのラジオで達郎さんがリスナーから「単刀直入にお聞きします。昨年の紅白、AI美空ひばりはどう思われますか?私としては技術としてはあり、かもしれませんが、歌番組の出演、CDの発売は絶対に否と考えます。AI大滝詠一とかAI山下達郎なんて聴きたくありません」という質問に対し山下さんは「ごもっともでございます。
一言で申し上げると、冒とくです」とだけ語った。