慎太郎刈りと松本清張

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松本清張の『点と線』の三原警部補と鳥飼刑事が再び探偵役となり、犯人が仕組んだアリバイに挑戦するミステリー長編「時間の習俗」を読んでいる。
1962年11月に光文社(カッパ・ノベルス)から刊行された作品だ。
石原慎太郎氏が一橋大学在学中に文壇デビュー作である『太陽の季節』が第34回芥川賞を受賞したのは1956年(昭和31年)。
松本清張の「時間の習俗」の中で、福岡県警が死体を検視。
その被害者の男性の描写に「・・・頭髪はいわゆる慎太郎刈りで・・・」
という描写が出てくるのが、当時の石原慎太郎氏のヘアースタイルが、いかに
ポピュラーだったがわかる文章である。