ファーブル昆虫記

夏休みに昆虫採集で標本作りを宿題にされていた昭和30年代。
今では、生態系も著しく変化し、そんな宿題は不可能である。
当時、課題図書となっていたのが「

」。
養老孟司さんの話によると、ファーブルは地元フランスでは
日本ほど有名でないのだそうだ。
フランスの虫の専門家から見ても彼の評価が低かった。ファーブルの文章があまりに稚拙だったこと(そこが大衆には受け入れ易かった)、また、独学だったことなどが理由だった。
ちなみにファーブルはダーウィンの進化論を最後まで受け入れなかったそうだ。
毎月のように昆虫の本が出版されいる日本は異常で、いかに日本人が虫好きかである。
僕の世代の同窓生にも虫好き「虫屋」(通称)がいて、何人か集まると、「来年はボルネオに行こう」と
目を輝かしていたりする。
僕は虫は好きではないが、いつまでも、虫に夢中になっている友を見ているは好きだ