四谷を歩いておりました
夏目漱石が現在の四谷三丁目のサンミュージック(カンニングの竹山くんらの所属事務所)の前に籠に入れられて幼いコロ、置かれていたそうです
漱石は同じ家に二度、養子に行かされ、それを姉が引き戻しにくる、そして、また連れて行ったそうです。その時、相手方のおじさんの家がそこにあったのか?
小説家として成功したら、養子先のおじさんが何度も金をせびりにきた。
漱石といえば、僕らの時代の読書感想文の定番テーマ。
漱石のこんな幼い頃からの闇を果たして、小学生や中学生が知り得たか?
もちろん、学校の先生は教えてくれませんでしたし、知らなかったのではないのでしょうか?
今は向田邦子さんを学校では感想文のテーマにしているそうですが、これもまた、「阿修羅のごとく」の向田さんの文学を子供に理解できるとは思えない。
これじゃ、子供が本離れするのも無理もない気がします。
大人ではないと、理解できない文学です
漱石嫌いに子供コロ、なったのは自分に問題があったわけじゃないんだと今、わかりました。
漱石は大人の文学ですもの。
「ぼっちゃん」のストーリーの旧制高校と師範学校での先生のけんかの対立という構図も最近知りました。
読書感想文というのも、変な話で、「感想なし。つまらなかった」では点数もらえないわけですから。つまり、この本は「素晴らしい」という前提で書かせているのが?