総裁選の「ハッキリ」=曖昧

総裁選挙で意見の差異が、「ハッキリ」見えないという議論があります。
 しかし、同じ自民党であり、ある程度見解が似てしまうのは当たり前ではないでしょうか?無理矢理に他候補と相違を作り、争うというのもおかしな話です。
 差異は微妙でも、微妙に違うところを争点にして、議論しあうのは仕方ないのではないでしょう。
 「ハッキリ」=わかり易い政治、というのが叫ばれていますが、それは一般国民にわかり易くするということが大命題になり、実は「微妙な政治的な問題」を「ハッキリ」するということで、逆に「大雑把」=曖昧にしてしまってしまうのではないでしょうか。
 自分も含め、問題に対して、国民は学習せねばならないということを迫られますが。
 そして、もうひとつ、政治家は「腹芸」というものが「必要」だと思います。正直にすべて、発表することは「国家の利益」のために、外交的戦略、根回しなどから、出来るわけがありません。むしろ、政治家が正直にすべていうのは「バカ正直」になってしまうのではないでしょうか
 その「腹芸」を読みとり、時には批判するのが国民やマスコミだと思います。